ミツバチ 蜜源増やそう 高原で子ども招き植栽会

ミツバチが集まることを願って植樹する子どもたち

 ミツバチの蜜源となる果樹を増やしハチミツやかんきつ類を使った商品の特産品化を図ろうと、高原町の養蜂業者や飲食店などの4事業者は3月25日、子どもたちを招いた植栽会を町内2カ所で開いた。16人が参加、タチバナと平兵衛酢(へべす)の幼木約100本を植えた。
 齊藤養蜂場とムラタ拉麺、たかはる古民家カフェ、奥霧島地域商社ツナガルたかはるが「奥霧島みつばちの木プロジェクト」として実施。クラウドファンディングで集めた56万4千円で幼木を調達した。
 同日の植栽会で、子どもたちはスコップで穴を掘り、幼木を一本一本丁寧に植えていった。高原小新2年の牧真花さん(7)は「ハチミツをヨーグルトにかけるのが好きなのでたくさん採れるようになるといい」と語った。
 同養蜂場の齊藤一樹さん(40)は「ハチは年々減っており、多くの人に興味を持ってもらえうれしい。タチバナは町木でもあるので、特産品化を通し町のPRにもつなげたい」と話していた。

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