マスクなし「桜もきれいに見える気が…」静岡まつり開幕 人混みでは着用7割「まだ油断できず」

静岡に春の到来を告げる「静岡まつり」が3月31日、開幕しました。今年(2023年)は、サクラもちょうど満開。マスクの着用も「任意」になり、開放的に花見を楽しむ人たちの姿も見られます。

<滝澤悠希キャスター>

「午後2時の駿府城公園。風は穏やかで心地のいい陽気です。満開のサクラの中、静岡まつりが始まりました」

静岡の春の風物詩「静岡まつり」。駿府で家康公が家来を連れて花見をした故事にちなんで1957年から行われています。初日の31日は静岡市葵区の駿府城公園に屋台が設けられ、訪れた人たちは美しく咲き誇るサクラのもと、食べ物を頬張りながら花見を楽しんでいました。

<高校生のグループ>

Q.満開の桜の中での花見いかがですか?

「最高!楽しいです」

<藤枝市から来た親子>

「満開で来たの初めてなので、すごくきれいで来て良かった」

会場では、2023年もアルコール消毒や検温への協力が呼び掛けられましたが、国の指針の変更に伴いマスクの着用は「任意」になりました。

<東京から帰省した女性>

「(マスクがないと)だいぶ違う」

「苦しくないから、よりサクラもきれいに見える気がする」

一方で、通行客を見てみると…。

<滝澤悠希キャスター>

「人混みになるとマスクをしている方が多いですね。7割くらいの方、着用している印象でしょうか」

<静岡市内の親子>

「まだまだ油断はできないと思うので、人混みだろうし、自分たちだけでもできる感染予防をしている」

家康公の大御所時代の城下町を再現する「静岡まつり」は4月2日までの3日間の開催。1日と2日は、大名などに扮した約400人が静岡の街を練り歩く「大御所花見行列」や、市民参加の総踊り「夜桜乱舞」が行われます。

© 静岡放送株式会社