ニッスイ<1332>、チルド食品子会社の日本クッカリーと三菱商事<8058>傘下のグルメデリカを経営統合

ニッスイは31日、チルド(冷蔵)食品事業の強化を目的に、子会社の日本クッカリー(東京都品川区。売上高523億円、営業利益15億2000万円、純資産77億4000万円)と三菱商事子会社のグルメデリカ(埼玉県所沢市。売上高297億円、営業利益6億3000万円、純資産6億3500万円)を2023年7月3日に経営統合すると発表した。ニッスイは日本クッカリー、グルメデリカを傘下に置く共同持ち株会社に70%を出資し、子会社とする。日本クッカリー、グルメデリカの両社はコンビニ大手のローソン向けにおにぎりやすし、弁当、総菜などを供給している。

7月に設立する共同持ち株会社はNC・GDホールディングス(東京都品川区)で、資本金は8億円。三菱商事は20%、ローソンは10%をそれぞれ出資する。

経営統合によってチルド食品事業に関するノウハウの共有や生産体制の最適化を実現する。ニッスイとしては冷凍食品業を主力事業とする特性を生かし、冷凍弁当・総菜といった新しいカテゴリーの開発などを目指す。

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