中井町井ノ口にある住宅街の一角で、オレンジ色の花を付けたミツマタが咲き、周囲に彩りを添えている。
ミツマタはジンチョウゲ科の落葉性低木。常に3本に枝分かれするため、その名が付いたとされる。樹皮は繊維質が強く、和紙の原料として使用される。
オレンジ色の花を咲かせるミツマタは20年ほど前に植えられたという。週末の雨で一部は散ってしまったが、近隣にほのかな香りを漂わせていた。
近隣の女性は「ミツマタという花は知っていたが、オレンジ色の花がこんな近くに咲いているとは思わなかった。小さくてかわいらしいですね」と、思わぬ出合いを喜び、鑑賞を楽しんでいた。