長崎県議選に66人立候補 4月9日投開票 5選挙区は無投票当選

県議選 16選挙区の立候補状況

 長崎県内統一地方選の第1ラウンドの県議選が31日告示され、16選挙区(定数46)に66人が立候補した。このうち諫早市(定数4)、平戸市(同1)、対馬市(同1)、壱岐市(同1)、雲仙市(同2)の5選挙区は各定数と同数の立候補者しか届け出ず、計9人が無投票当選となった。残り11選挙区の57人は37の議席を巡り9日間の選挙戦に入った。投票は4月9日(一部地域は繰り上げ)。
 各候補は各地で第一声を上げ、加速する人口減少への対策や、子育て支援、産業振興など郷土の発展を訴えた。有権者の政治離れが進む中、前回、戦後最低の48.02%まで落ち込んだ投票率が回復するかどうか注目される。
 長崎市は14の議席を23人が争う最大の激戦地。11人が立候補した佐世保市・北松浦郡(定数9)、議長経験者の自民党現職に無所属新人が挑む西海市(同1)、自民現職と新人、立憲民主党現職の三つどもえとなった西彼杵郡(同2)などでも激しい戦いとなりそうだ。
 立候補者の内訳は、現職39、元職1、新人26。男女別では男性57人に対し女性は過去最多の9人。
 党派別では自民33(現有議席31)、立民3(同2)、日本維新の会2(同0)、公明党3(同3)、共産党3(同1)、国民民主党4(同3)、社民党2(同2)、参政党1(同0)、無所属15(同3)。
 無投票当選の9人は自民8人と国民1人。
 期日前投票は1~8日に公共、商業施設など155カ所で実施し、日程や時間はそれぞれ異なる。
 県選管によると、3月30日時点の選挙人名簿登録者数は109万9775人(男51万1241、女58万8534)。

© 株式会社長崎新聞社