アメリカ国外出身選手269人が開幕ロースター入り 史上3位の人数

メジャーリーグ機構の発表によると、2023年シーズンの開幕ロースターにはアメリカ国外出身選手が269人登録されていたようだ(故障者リストや制限リストに登録されている選手も含む)。アメリカ国外出身選手の人数が発表されるようになった1995年以降では3位の人数だが、1位の2020年(291人)はロースターが30枠、2位の2022年(275人)は同28枠に拡大された状態で開幕を迎えており、実質的には史上最多と言っていいかもしれない。19の国と地域から少なくとも1人以上の選手が開幕ロースター入りを果たしている。

開幕ロースターに登録されたアメリカ国外出身選手269人の内訳は以下の通り。日本出身は大谷翔平(エンゼルス)、ダルビッシュ有(パドレス)、吉田正尚(レッドソックス)、鈴木誠也(カブス)、前田健太(ツインズ)、菊池雄星(ブルージェイズ)、千賀滉大(メッツ)、藤浪晋太郎(アスレチックス)の8人である。

ドミニカ共和国 104人
ベネズエラ 62人
キューバ 21人
プエルトリコ 19人
メキシコ 15人(2005年以降で最多)
カナダ 10人
日本 8人
コロンビア 7人
キュラソー 4人
パナマ 4人
韓国 4人
バハマ 2人(ジャズ・チザムJr.とルシアス・フォックス)
ドイツ 2人(ブレンダン・ドノバンとマックス・ケプラー)
ニカラグア 2人(ジョナサン・ロアイシガとエラスモ・ラミレス)
アルバ 1人(ザンダー・ボガーツ)
オーストラリア 1人(リアム・ヘンドリックス)
ブラジル 1人(ヤン・ゴームス)
ホンジュラス 1人(マウリシオ・デュボン)
台湾 1人(張育成)

チーム別に見ると、昨季王者のアストロズが16人で最も多かった。また、パドレスはアメリカ国外の7つの国と地域から開幕ロースター入りしており、この部門で2年連続トップに。なお、269人のうち89人はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場していた。

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