鉄板マルチグリドルに深型が登場!番組で独ヲタ アッキーが使った定番モデルとの違いは?使い勝手は?実際に検証してみた!

筆者撮影

『おぎやはぎのハピキャン』シーズン33【アッキー流ツーリングキャンプ】にも登場した、 ジェイエイチキューから発売中の人気調理器具「鉄板マルチグリドル」にディープタイプが仲間入りしました!従来のフラットタイプより深型になったことで、どういったことが可能になったのでしょうか?そんな疑問を解決すべく、いろいろと検証していきます!

『JHQ : 鉄板マルチグリドル』にディープタイプが仲間入り!

Photographer 吉田 達史

「おぎやはぎのハピキャン」シーズン33のテーマは『アッキー流ツーリングキャンプ』

大人気Youtuberのアッキーさんをプレゼンキャンパーに迎え、愛知県常滑市にてツーリングキャンプを楽しんでいましたね。

Photographer 吉田 達史小木さんが躊躇せずに海に飛び込んだ時は尊敬の念すら感じました。

筆者はライターとして同行していたのですが、番組ロケって本当にわくわくするんですよ。

おぎやはぎさんたちがキャンプを楽しむ姿を間近で見られるだけでなく、合間の時間にたくさんのキャンプギアに触れることができ、いちキャンパーにとってはまさに夢の空間

そんななか、ひときわ筆者の興味をそそるギアがありました。

Photographer 吉田 達史鉄板マルチグリドル フラット19cm

それがこちら。アッキーさんが厚めのステーキを焼いていた鉄板です。

鉄板でありながらも丸い形状でスタイリッシュ。自分が考える鉄板とは少しイメージが違いました。

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あんなにスタイリッシュな鉄板ってあるんだ。どこのギアなんだろう?

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あれは株式会社ジェイエイチキュー『鉄板マルチグリドル フラット19cm』だよ。軽くてすごく使いやすいんだよね。

筆者があまりにも物珍しそうに、その鉄板を凝視していたからか、ハピキャンの番組監修をしているfam_mag編集長の槻さんが教えてくれました(笑)

Photographer 吉田 達史

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鉄板マルチグリドルには最近、新しくディープタイプも出たんだよね。

あ、そうだマッキー。ディープタイプのマルチグリドルだからこそ出来る料理や調理方法があるのか、実際に検証してみてよ!

そのあたり気になっている人も多いと思うしね。

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めっちゃ面白そうじゃないですか。ぜひやらせてください!

ギア好きの筆者としてはまたとない機会。ならば『鉄板マルチグリドル ディープ29cm』の凄さを見せてもらおうじゃありませんか!

ちなみに現在、鉄板マルチグリドルはフラットタイプが2種類、ディープタイプが1種類の合計3種類が展開されているとのこと。

各タイプのスペックは以下のとおりとなっています。

『鉄板マルチグリドル ディープ29cm』のセット内容

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後日、筆者の手元に『鉄板マルチグリドル ディープ29cm』が到着しました。

検証を行う前にまずは中身を見ていきましょう!

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箱の中から鉄板マルチグリドルが出てくるかと思いましたが、最初に現れたのは収納ケース

キャンプ用鉄板の収納ケースは別売りのことが多いですが、最初から付属しているのは嬉しいの一言に尽きます。

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蓋を開けるとこのとおり。鉄板マルチグリドル本体をはじめ、ほかの付属品も一緒に収納されています。

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収納ケースのクオリティがすごく高い!むしろ別売りだったとしても欲しくなるレベルだなぁ。

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ほかにも木製グリップとコルクの鍋敷きもありますよ。

これだけ付属品が充実していれば『鉄板マルチグリドル ディープ29cm』が手元に届いた日から使用できますね。

さて、セット内容の紹介はこれぐらいにして検証をしていきましょう!

【疑問①】"ディープ"になったことで"フラット"では出来なかった料理も作れる?

筆者撮影鉄板マルチグリドル ディープ29cmはIHコンロにも対応しています。

『鉄板マルチグリドル ディープ29cm』(以下 "ディープ")と製品名にあるように、従来のフラットタイプより深さが増して約4cmとなりました。

それにより、"ディープ"には食材と約1Lの水分も入れられるようになったとのことです。

筆者撮影食材を「焼く」ことはどのタイプでも得意。*鉄板マルチグリドル フラット19cmを使用

つまりは従来のフラットタイプでも可能だった「焼く・炒める」に加えて「煮る」という調理工程も可能になったということです。

ならばここで沸いた疑問がひとつ

【疑問】

深さが約4cmになったことで、"フラット"では作れなかったものも作れるのか?

"ディープ"がフライパンと同じような使い方ができるのであれば、調理の幅がグッと広がりますからね。

これは知っておいて損はなさそうです!

「焼く」「炒める」「煮る」の調理工程が必要なワンポットパスタを作ってみる

自分のなかに沸いた疑問を解決するのには、実際に自分でやってみるに越したことはありません。

"ディープ"の実力を図るべく、「焼く」「炒める」「煮る」と3つの工程が必要なキャベツと豚肉のワンポットパスタを作っていきましょう。

【キャベツと豚肉のワンポットパスタ 材料】※2人前

・パスタ:200g
・しゃぶしゃぶ用豚肉:100g
・キャベツ:50g
・◯水:500g
・◯鶏がらスープの素:小さじ2

・◯酒:小さじ2
・◯醤油:小さじ1
・◯みりん:小さじ1
・◯砂糖:小さじ1

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まずは豚肉の表面をしっかりと焼いていきます。

鉄板マルチグリドルにはイノーブルコーティングという加工が施されており、驚くほどに焦げ付きません。

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油すら引かなくていいのはすごすぎる...。

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お次はキャベツを入れて炒めていきます。

ここまではフラットタイプでも出来ることです。もちろん、ディープタイプでも全く問題ありません。

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そしてここからがディープタイプの本領発揮。

◯の調味料を入れ沸騰したら、パスタを二つに折って入れて煮込みます。

"ディープ"に水分や具材をたくさん入れたのにもかかわらず、何もあふれる気配はありません。これは"ディープ"の中心部が深いからこそできたと言えるでしょう。

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水分がなくなるまで煮込み、最後にネギや一味を散らしたら豚肉とキャベツのワンポットパスタの完成です!

【結論】「煮る」ことが可能になったことで、調理の幅が広がった。

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この検証では"ディープ"の特性を活かしてワンポットパスタを作りました。

正直どこかの工程で調理に苦労するかな、と思ったんですが何のトラブルもなく完成までいってしまいましたね(笑)

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ワンポットパスタに限らず「煮る」という工程が必要な料理はたくさんあります。

"ディープ"があれば「次はどんなキャンプ飯を作ろうか」とワクワクしますね!

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ディープタイプなら麻婆豆腐とかも作れそうだ!

【結論】

Q."ディープ"では"フラット"で作れなかったものも、作れるようになったのか。

A. 「煮る」という工程が可能になったことで、調理の幅が広がった。

「焼く→炒める→煮る」という一連の流れを、鉄板マルチグリドル"ディープ"ひとつでこなせるのは魅力的。

【疑問②】"ディープ"では「揚げる」という調理工程も可能なのか?

先ほどの検証から"ディープ"では「煮る」という調理工程が可能になったこともわかりました。

「鉄板なのに具材を煮ることができる」

これだけで十分にすごいことなのですが、筆者にはまたひとつ疑問が湧いてしまいました。

【疑問】

"ディープ"なら食材を「揚げる」ことも可能なのか?

ここでいう「揚げる」とは文字通り、食材が油の中に浸り揚がることです。

少量の油を引いて行う「揚げ焼き」とは少し意味合いが違います。

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キャンプで揚げ物パーティーが出来たら絶対に楽しいやつ!

鳥むね肉を1枚まるまると揚げる「台湾唐揚げ・ジーパイ」に挑戦してみる

さて、せっかく"ディープ"で揚げ物に挑戦するのであれば、鉄板マルチグリドルの29cmという大きさも活かしたいものです。

そこで筆者が一度作ってみたかった、台湾で人気の特大唐揚げ「ジーパイ」を作ってみることにしました。

【材料】
・鶏むね肉:1枚
・◎醤油:大さじ3
・◎酒:大さじ2
・◎みりん:大さじ1

・◎にんにく、しょうがチューブ:各2cm
・◎五香粉:小さじ1/2
・◎カイエンペッパー:小さじ1/4
・片栗粉:適量

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鳥むね肉を叩いて伸ばし、◎の調味料に1時間〜1晩つけ込みます。

叩いて薄く伸ばしたことにより直径20cmぐらいになりました。

フライヤーや一般的な天ぷら鍋ではこれを揚げるのは、おそらく難しそうです。

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このサイズのまま揚げるって相当大変なのでは?大丈夫かなぁ(汗)

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"ディープ"に油を入れ温めたら、鶏むね肉をIN。

29cmという大きさのおかげで鶏むね肉がすっぽりと油のなかに浸りました。

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うぉぉ!! めっちゃいい感じに揚がってる!!

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片面を約3分ずつ揚げて、少し休ませたらジーパイの完成です。

【結論】"ディープ"は「揚げる」調理工程も得意だった。せっかくなら大判の食材を揚げるのが◎

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完成したジーパイは中までしっかりと火が通っており絶品。

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巨大な唐揚げを自分で作れて、かぶりつける日が来るなんて(恍惚)

そして意外にも"ディープ"の4cmという深さが揚げ物にもちょうどよい深さだったんです。

一般的な天ぷら鍋だと形状的に大量の油が必要ですが、"ディープ"は中心部分が窪んでいる形状のため必要な油も少量で済みました。

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キャンプ場での油の処理は大変だからこれは助かる!!

筆者撮影

そしてなにより29cmという大きさがかなり魅力的

鶏むね肉を1枚そのまま揚げられる調理器具ってなかなかありません。

ですが、"ディープ"はそれをいともたやすくやってのけました。

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筆者的には「煮る」ことより「揚げる」ほうが"ディープ"の真価を発揮出来る気がします!

【結論】

Q. "ディープ"では「揚げる」という調理工程も可能なのか?

A. 可能である。むしろ29cmという大きさを活かして大判の食材を揚げるのがおすすめ。

【疑問③】"ディープ"は完全無欠なのか?苦手なことって存在するの?

筆者撮影具材を煮ることだってお手のもの

ここまでの検証で"ディープ"では「焼く」「炒める」に加えて「煮る」「揚げる」といった調理もできることがわかりました。

つまりは"ディープ"さえあれば、たいていの料理は作れてしまうということになります。

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もしかして"ディープ"には死角がないのだろうか?

ですが大体の物事には表と裏があるものです。そこで筆者の中によからぬ疑問が浮かんできました。

【疑問】

"ディープ"は完全無欠のギアなのか?苦手なことはあるの?

気になってしまったら試してみたくなるのが筆者の性分。ちょっと検証していきましょう。

ソロキャンプでも"ディープ"は活躍する?

「苦手なことがあるのか?」と疑問に思ったものの、これまでの検証の結果"ディープ"に苦手な調理工程があるとはあまり思えません。

では、考え方を「"ディープ"が使いにくいシーンはあるのか?」と変えてみましょう。

筆者撮影コンパクトなソロキャンプがとても好きです。

筆者のキャンプスタイルは主にソロキャンプ。ギアも小型のものをよく使っています。

そのため普段は"ディープ"のような29cmもある調理器具を持ち運びません。

そこで、あえてソロキャンプで"ディープ"を使用したと仮定してみましょう。

筆者撮影キャンプ前にスーパーによって、味付きの食材を調達することが多いです。

筆者は普段のソロキャンプでは、食事はパパッと済ませたい派。

そのため、写真のような味付けがされている食材をよく活用します。

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筆者はソロキャンプでは焚き火や読書などを満喫したいのです。

筆者撮影

いつものように食材を焼いていきましょう。

筆者は大食いというよりは少食なので、食材も少しずつしか焼きません。

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このサイズ感はソロキャンプでは少し大きい...かも?

もちろん"ディープ"の使用感は最高でしたよ!

全く焦げ付くこともなく、もちろん食材にもしっかり火が通っていました。

【結論】"ディープ"に苦手なことはなさそう。しかし、ソロキャンプで使用するには少し大きいかも

筆者撮影

この検証ではソロキャンプで"ディープ"を使用したと仮定してみました。

もちろん"ディープ"の性能は抜群。「焼く」「炒める」「煮る」「揚げる」といった調理ができるため、調理器具としての死角はありません。

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これがあれば、キャンプで作れる料理の幅は確実に広がる!

しかし、29cmという大きさはソロキャンプでは少し大きいかもなぁというのが率直な感想です。

筆者撮影左:Iwatani タフまる 右:Snowpeak HOME&CAMPバーナー

また"ディープ"を使用する際には輻射熱に気をつけないといけません。

『タフまる』や『HOME&CAMPバーナー』のような五徳が大きいガス器具を準備する必要があります。

筆者のように小型のギアを中心にしてソロキャンプを行う人には、大きなバーナーを運ぶのは一苦労しそうです。

【結論】

Q. "ディープ"に苦手なことってあるの?

A. 調理に関して苦手なことは無さそう。ただ、大きさや適したガス器具をソロキャンプに携行するのは少し大変かも。

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29cmという大きさを活かせば、パエリアや鍋料理などの多人数向けの料理も作れるんです。

"ディープ"は2人以上でのキャンプでより本領発揮しそうですね!

【おまけ】ソロキャンパーには『鉄板マルチグリドル フラット19cm』が良い感じ?

fam_mag編集長の槻さんからの提案を受け『鉄板マルチグリドル ディープ29cm』の使い勝手や、ディープタイプだからこそ出来ることの検証を行ってきた筆者。

ですが、人間というのは欲深いもので次なる欲求が出てきてしまうんですよね。

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せっかくならフラットタイプも触ってみたいよぉ〜。

Photographer 吉田 達史

番組で登場したのは『鉄板マルチグリドル フラット19cm』でした。やっぱり、衝撃を受けたギアを一度は使ってみたいものです。

そこで筆者は...

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槻さん!!フラットタイプも触ってみたいんですけど、なんとかなりませんか!?(懇願)

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わかった、マッキーに送るよ(笑)好きに使ってみて〜。

とお願いをして『鉄板マルチグリドル フラット19cm』(以下:"フラット19cm")も体験させてもらえることになりました!(我ながら図々しい...)

筆者撮影

そして、後日手元に届いた"フラット19cm"でいくつか調理をしてみました!

あんバターパンケーキを焼いてみたり

筆者撮影

ビールによく合う『チーズタッカルビ風餃子』を作ってみたりしたのですが、1人前の調理をする際には"フラット19cm"の方が使いやすいかなと思いました。

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調理後そのままお皿としても使えて、なおかつ映えるのが最高にCOOL。

筆者撮影

ソロキャンプを中心に行う方で鉄板マルチグリドルに興味がある方は、まず"フラット19cm"から購入を検討しても良いかもしれませんね!

【総括】『鉄板マルチグリドル ディープ29cm』は1枚で何役もこなせる頼れる鉄板であった!

筆者撮影

さて、この記事では「"ディープ"だからこそできることってなんだろう?」という疑問を検証してきました。

従来のフラットタイプの使いやすさはそのままに、さらに調理の幅を広げた"ディープ"はキャンパーのニーズに応える逸品とも言えるでしょう。

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このギアだけで、何役もこなせるのはキャンパー的にアツい!

鉄板マルチグリドルがキャンパーから大人気である理由も頷けますね。

筆者撮影鉄板マルチグリドルは2枚持ちが至高なのかも

また、ソロキャンプもグループキャンプもされる方は"ディープ"と"フラット"をそれぞれ所有するのもかなりおすすめ。

お互いの苦手なことを補えるので、2枚あればまさに鬼に金棒

それにしても、ディープな鉄板がここまで使いやすいとは正直予想外でした。

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鉄板マルチグリドルに触れれば触れるほど、物欲が刺激されて大変でした...(笑)。

やはり気になったことは自分で検証してみるに限ります!

ぜひみなさんもご自身で手にとってみてくださいね。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!

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