西・東日本の太平洋側は折りたたみ傘あると安心 関東は風ヒンヤリで上着も忘れずに

 きょう2日(日)は太平洋側で雲が広がりやすく、西日本や東日本では急な雨の可能性がある。晴れ間があっても、折りたたみ傘など雨具があるとよさそう。
 また、関東や東北太平洋側では日ざしが少ないことに加えて、北東からの風が吹く見通し。空気はヒンヤリと感じられそうだ。

日本海側はさくら映える青空続く

 きょう2日(日)は日本海側ほど朝から夜にかけてよく晴れる見込み。さくらが見頃を迎えている所が多く、絶好のお花見日和となりそうだ。ただ、沿岸部では北からの風がやや強めに吹く見通し。

 太平洋側も晴れ間があるものの、湿った空気の影響できのうより雲が広がりやすくなりそう。九州南部、近畿から関東では晴れ間があっても急な雨の可能性がある。お花見には折りたたみ傘など雨具があると安心だ。

関東や東北太平洋側は20℃に届かない予想

 昼間の気温はきのうより低いものの、引き続きこの時季としては高い所が多い見込み。特に北風が山を越えて気温が上がるフェーン現象が起こりやすい東海から西ほど気温が高くなりそう。熊本は26℃の予想で、2日連続の夏日になる見込み。

 一方で、東京は前日より4℃低い19℃と20℃に届かない見通し。仙台は前日より6℃低い14℃など、関東や東北太平洋側は雲が広がりやすいことに加えて北東からの涼しい風が吹いてヒンヤリと感じられそうだ。上着や春物コートなどを忘れずに持っておきたい。

5日(水)~7日(金)はさくら散らす雨に

 あす3日(月)からあさって4日(火)にかけては、沖縄から北日本にかけて安定した青空が広がる見込み。昼間は日ざしが暖かく、東北北部でもさくら開花の便りが届きそう。

 ただ、5日(水)以降は天気は西から下り坂の見通し。7日(金)にかけてを中心に、西日本や東日本ではさくらを散らす雨になりそう。雨が降っても気温は平年より高く、北日本では急速な雪解けによる、なだれや落雪などに注意が必要だ。

(気象予報士・鈴木悠)

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