フラハティ5回7四球も無安打投球 ヌートバーは突き指で出場せず

【ブルージェイズ1-4カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

開幕戦を落としたカージナルスは、先発のジャック・フラハティが7つの四球を与える乱調ながらも5イニングを無安打無失点に抑える「怪投」を披露。打線は3回裏にノーラン・ゴーマンの2点タイムリーなどで3点を先制し、4対1でブルージェイズを破った。5回無安打無失点のフラハティが今季初勝利(0敗)、5番手のライアン・ヘルズリーが今季初セーブをマーク。ブルージェイズ先発のケビン・ゴーズマンは6回8安打3失点(自責点0)で今季初黒星(0勝)を喫した。

フラハティは1回表二死から三者連続四球で満塁のピンチを背負うなど、立ち上がりから大荒れのピッチング。3回までに6四球と1死球を与えたが、ブルージェイズ打線の拙攻にも助けられ、得点を与えなかった。すると、カージナルス打線は3回裏二死1・3塁からノーラン・アレナドのサードゴロが三塁マット・チャップマンの悪送球を誘い、1点を先制。続くゴーマンに2点タイムリーが飛び出し、リードを3点に広げた。

フラハティは4回表に1四球を与えたものの、5回表は初めて三者凡退に抑え、5回ノーヒットのまま降板。6回表は2番手のドリュー・バーヘイゲンが三者凡退に抑え、ノーヒッターを継続したが、7回表に3番手のアンドレ・パランテがケビン・キアマイアーに初安打を許し、継投ノーヒッターの夢は潰えた。8回表に4番手のジョーダン・ヒックスが3四球に暴投という「独り相撲」で1点を失ったが、8回裏に有望株ジョーダン・ウォーカーのタイムリー内野安打で1点を追加。クローザーのヘルズリーが最後の5アウトを取り、4対1で逃げ切った。

なお、カージナルスのラーズ・ヌートバーは開幕戦で三塁へスライディングした際に左手親指を突き指。バットを振るときに痛みがあるためスタメンを外れ、大事を取って最後まで出場しなかった。軽症で故障者リスト入りはしない見込みである。

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