ブルージェイズ・菊池雄星が好投 防御率0.87でオープン戦を終える

【ブルージェイズ5-6xフィリーズ】@ベイケア・ボールパーク

日本時間3月29日、菊池雄星が所属するブルージェイズはオープン戦の最終戦を迎え、フィリーズと対戦。7回表にカール・エリソンのタイムリー二塁打で5対5の同点に追いついたものの、9回裏にダリック・ホールのタイムリー二塁打でサヨナラ負けを喫した。フィリーズ10番手のアルバータス・バーバーが1イニングを無失点に抑え、オープン戦初勝利(0敗)をマーク。ブルージェイズ6番手のエイドリアン・ヘルナンデスは一死しか取れず2敗目(0勝)を喫した。

チームはサヨナラ負けを喫したが、先発5番手の座を手中に収めている菊池がまたも見事なピッチングを見せた。6回裏から4番手としてマウンドに上がると、キャム・キャノン、コール・ムーア、ギャレット・スタッブスをいきなり三者連続三振。7回裏はホールをレフトフライに打ち取ったあと、マディソン・ストークスとリカルド・ロサリオから連続三振を奪った。8回裏も続投し、ニック・ウォードを見逃し三振、ジョシュ・ハリソンをファーストへのファウルフライに仕留めたところで降板。2回2/3をパーフェクトに抑え、6つの三振を奪うという快投だった。

今年のスプリング・トレーニングは先発5番手争いの一角という立場からのスタートだったが、オープン戦は7試合(うち6先発)に登板して20回2/3を投げ、2勝1敗、防御率0.87、31奪三振と文句なしのパフォーマンスを披露。与四球率4.35と制球面に課題は残したが、被打率.130と相手打者を圧倒し、先発5番手の座を勝ち取った。今年は総額3600万ドルの3年契約の2年目。メジャー5年目を迎えた左腕がいよいよ本格ブレイクのときを迎えようとしている。

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