パドレスがクロネンワースとの契約延長を発表 7年総額8000万ドル

日本時間4月2日、パドレスは2年連続でオールスター・ゲームに選出されているジェイク・クロネンワースと7年契約を結んだことを発表した。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、7年総額8000万ドルの契約となっており、期間は来季から2030年シーズンまで。クロネンワースは2025年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となる予定だったため、今回の7年契約はFA前の2年間とFA後の5年間をカバーするものとなる。パドレスはザンダー・ボガーツ、マニー・マチャドに続く内野手との長期契約となった。

現在29歳のクロネンワースは短縮シーズンの2020年にメジャーデビューを果たし、いきなり54試合に出場。2021年は打率.266、21本塁打、71打点、OPS.800をマークしてオールスター・ゲームに初選出され、昨季は打率.239、17本塁打、88打点、OPS.722と成績を落としたものの、2年連続でオールスター・ゲームに選ばれた。過去3シーズンは二塁手としての出場がメインだったが、今季はボガーツの加入で金河成(キム・ハソン)が遊撃から二塁に回っているため、クロネンワースは一塁手としての出場が増える見込みである。

メジャーリーグ公式サイトでパドレスを担当するAJ・カッサベル記者によると、今回の契約は29歳でサービスタイム4年未満の選手が得たものとしては史上最高額だという。「2~3年前にはここに座って7年契約の話をしているなんて想像できなかった」とクロネンワース。「今、この場にいられることが信じられない。これから7年間、厳密に言えば今季を含めた8年間、サンディエゴをホームと呼ぶことができるのはとても特別なことだ」と喜びを語った。

パドレスはマチャドとボガーツとの11年契約だけでなく、ダルビッシュ有との6年契約、ジョー・マスグローブとロベルト・スアレスとの5年契約など長期契約を連発。これらの動きからはピーター・サイドラー・オーナーのワールドシリーズ制覇への強い想いがうかがえる。次の契約延長の候補に挙げられるのはフアン・ソト。シーズン中に交渉が行われる可能性は低いが、サイドラー・オーナーがソトとの長期契約を狙っていることは間違いなさそうだ。

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