『らくだい魔女フウカと闇の魔女』井上ほの花・公開初日に母親と一緒に鑑賞

劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』の公開記念舞台挨拶が、2日、都内で行われ、声優の井上ほの花、田村睦心、石見舞菜香、小野賢章、日笠陽子、浜名孝行監督が登壇した。

本作は、シリーズ累計発行部数160万部突破の人気児童書『らくだい魔女』シリーズ刊行15周年を記念し、劇場アニメ化した作品である。見習い魔女として魔法学校で修業するフウカと幼馴染の王子や親友のお姫様たちのワクワクする冒険、そしてちょっぴり初恋が描かれた魔法の国の物語である。

本作が劇場アニメ初主演でフウカ役を演じた井上は「みなさんに支えられてこの作品ができあがったので、本当にわたしは何にも・・・」とコメントした。石見が「素敵な座長で、すごく現場の空気をやわらくしてくれました」と答え、田村は「わたしたち3人はずっとアフレコが一緒だったんですけど、終始ずっと楽しみました」と振り返った。

本作は3月31日に劇場公開され、井上は初日に映画館で鑑賞したといい「わたしは31日に映画を観に行ってきました。映画館にはいろんな方がいまいたね。お父さんと来てる娘さんとか、わたしみたいに原作を読んでいたような方だったり、お友達同志で来ている方とか、いろいろな方がいました。こんなにたくさんの方に愛されているというのがすごくうれしくて、この場所でも多くの方が観に来てくれているのが幸せです。世界中の幸せが集まってるんじゃないかってくらいうれしいです」と喜んだ。さらに井上は母親で声優の井上喜久子と一緒に鑑賞したそうで「ふたりでボロ泣きしました。母は『なんでわたしこんなに泣いてんだろう?情緒が。頭が痛い』と言ってました。しかもこの後もう一回観に行く?とも言っていました」と明かした。

映画制作の決まったときの感想を聞かれた浜名監督は「もともと親子で観れるようなアニメを作りたくてこの世界に入ったので、念願叶いました。自分が子供のころや思春期に観た作品は、一生残るような作品になるのかなと思っていて、『らくだい魔女』はみなさんにとってそういう作品になるんじゃないのかなと思います」と熱く語った。

印象的なシーンを聞かれた田村は「ハンカチを渡すシーンがありまして、素直になれないツンデレ男子感が出ていたりとか好きでしたね」とコメント。石見は「キャラクターの表情がコロコロ変わるところがずっと可愛いと思っていて、特にカリンちゃんとチトセくんが好きなので、チトセの前でのカリンあわあわして『絶対この子好きじゃん』っていう様子がよかったです」と振り返った。小野は「フウカがとにかく可愛いんですよ。一番最初のシーンで、フウカが歩きながらピョンピョンしていて、元気いっぱいなんだなって、ボクの中で可愛かったポイントです」と語った。日笠は「フウカの靴下の左右の高さの違うところですね。片方だけ膝が出ちゃってるみたいな。フウカの性格もそうですし、髪やお洋服で表現されているのが細かいところが好きです。ほの花ちゃんみたいに若い世代がどんどん出て来るのもうれしいし、これからも活躍してほしいです」と答えた。井上は「お母さんが光の魔女で、偉大な存在で『私はお母さんみたいになれない』という葛藤がある中、敵側だったメガイラがフウカちゃんに与えてくれた言葉が、わたしの心にもすごく届きました。この魔法のバトンを誰かに繋げていかないと世に広まっていかないと思うので、是非いろいろな方に広めてください。本当にたくさんの愛を感じることができて幸せでした」とアピールした。

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