野球の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本の優勝に貢献した福井県大野市出身の中村悠平捕手(ヤクルト)をたたえようと、同市の学童野球チームの児童が中村捕手へのメッセージを手書きした幕の製作が進んでいる。4月中旬から市内の道の駅などに飾ることにしている。
市軟式野球連盟と中村捕手の地元後援会が企画した。幕はテント生地で縦1メートル、横1.2メートル。中央に中村捕手の名前や「たくさんの感動をありがとう」と印刷したものを3枚作り、その周囲に学童野球3チームそれぞれ、子どもたちがメッセージを書き込んで完成させる。
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4月2日は同市上庄小学校で、市内6校の児童でつくる「オール大野ジュニア」のメンバー11人が、思い思いの気持ちを手書きした。「おめでとうございます」「とてもかっこよかったです」などとマジックで書き込んだ。
主将の有終西小学校4年の式部晴君は決勝での大谷翔平投手(エンゼルス)とバッテリーを組んだ姿が印象深いといい「最後のスライダーを捕れるのがすごいと思った」とにっこり。「また世界一になれるよう頑張ってほしい」と話した。