新校旗、決意新たに 23年度開校の佐野・葛生義務教育学校

佐野市葛生義務教育学校で行われた校旗授与式

 【佐野】本年度開校の葛生義務教育学校で2日、校旗の授与式が行われた。市や同校関係者など約30人が出席し、新しい学びやのシンボルを前に決意を新たにした。

 校旗に描かれた校章は、旧葛生中のOB3人が制作した。特産の石灰で栄える地域であることから「山」や、統合元となる小中学校数の「6」などをモチーフにしたデザインには、強い郷土、学校への思いが込められているという。

 この日、金子裕(かねこゆたか)市長から亀田哲夫(かめだてつお)校長に校旗が手渡された。亀田校長は「小中一貫の一体感のある教育の特色を生かし、それぞれの地域の伝統文化の発展にも貢献したい」などと述べた。

 児童・生徒代表として出席した生徒会長の平松大宙(ひらまつそら)さん(14)と武藤蒼空(むとうあおぞら)さん(14)は「みんながここで学びたいと思うような学校づくりに向けて頑張りたい。授業が始まるのが待ち遠しい」などと、これからの学校生活に希望を膨らませていた。

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