ルクレールがレーシングインシデントでリタイア「3戦でまだ6点。最悪のシーズンスタート」/F1第3戦

 2023年F1オーストラリアGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは、1周目のアクシデントでリタイアした。

 事故の状況をチームは次のように説明している。

「7番グリッドスタートのシャルルは、ターン3でランス・ストロール(アストンマーティン)をパスしようとした。しかしその際にストロールは前のマシンを避けるためにシャルルの方に動かざるをえず、それによってシャルルのSF-23はスピンし、グラベルにはまってレースを終えることになった」

 ルクレールはバーレーンはトラブルでリタイア、サウジアラビアではパワーユニットエレメント交換でグリッド降格を受け7位、今回のオーストラリアは再びリタイアとなり、現時点で6ポイントしか獲得できていない。

2023年F1第3戦オーストラリアGP 撤去されたシャルル・ルクレールのフェラーリSF-23

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア(0周/58周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム

 こんな形でレースを終えることになり残念だ。でも、あれはレーシングインシデントであり、他にどうすることもできなかったと思う。がっかりしているけれど、次のレースでは物事がもっとスムーズに進むようになることを願っている。

(レース後の会見で語り)もちろん悔しい。今までで最悪のシーズンスタートだ。まだ6点か8点か、とにかくそれぐらいしか獲得できていない。本当に悔しい。今は長期的な目標について考えるよりも、ペナルティを受けたり問題に見舞われたりすることなく、レースを完走することが最優先だ。そうして勢いを取り戻し、何が可能なのかを見ていきたい。

 ターン3では、オーバーテイクするつもりはなかったのだが、フェルナンド(・アロンソ)が前のグループに当たらないようにブレーキをかけなければならず、その影響でランスはかなり早めにブレーキングして、大幅に減速しなければならなかった。その時、アウト側に隙間があったから、僕はそっちに行った。

 ところがフェルナンドはさらにマシンを減速させなければならず、ランスはフェルナンドと僕の間にはさまれて、僕との接触が起きた。だからランスのことを非難するつもりはない。あれはレーシングインシデントだ。

 それでもノーポイントで帰らなければならなくなったから、とても悔しいのは事実だ。

2023年F1第3戦オーストラリアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

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