モチュール、エンジン本来のパワーを引き出すプレミアム・モーターオイル『8100 POWER』発売

 モチュール・ジャパンは4月3日、全合成ベースの四輪専用プレミアムエンジンオイル『8100シリーズ』に、エンジンが持つ“本来のパワー”を引き出すプレミアム新商品『8100 POWER(8100パワー)』を追加し、2023年4月より順次発売すると発表した。

“本来のパワーを解き放て!”をコンセプトに開発された8100パワーは、150年以上の歴史を持つモチュール社ならではのエステルテクノロジーを採用したプレミアムエンジンオイルだ。

 幅広く欧州車メーカー規格認証を取得した全合成ベースの同オイルは、8100シリーズの持つ優れたエンジン保護性能を維持しながらエステルテクノロジーによる出力向上を実現し、同時に安定した粘度と油圧による優れた保護性能を発揮する。

 さらに、優れた中和能力によるエンジン内部清浄性能向上も図られているほか、昨今のオイルに求められる低回転域での異常燃焼状態(LSPI)防止性や、低いオイル蒸発性も備えている。

 商品ラインアップは0W-20、5W-30、5W-40、5W-50の4種類でいずれも、モチュールがモータースポーツで培ったテクノロジーを駆使して開発されたものだ。価格は1Lボトルが3100円(税別)、5Lボトルは1万5400円(税別)となっている。発売はこの4月より開始予定だ。

競合他社、同価格帯、同粘度製品との摩擦係数を比較した場合、赤色で示す『8100 POWER』の摩擦係数が競合製品より相対的に低いことがわかる。これはオイルによる摩擦抵抗が少ないことを表している。

■モチュール8100 POWERシリーズ 商品ラインアップ

●8100 POWER 0W-20
 小排気量ターボ車両やハイブリッド車両に向けに開発されたエンジンオイル。API SN+に求められる要件をカバー。優れた低摩擦特性によりエンジン効率を高め、高い省燃費性能を発揮する。
●8100 POWER 5W-30
 高出力小排気量ターボ車や中排気量エンジン搭載スポーツセダン・SUV・ミニバン等に向けに開発されたエンジンオイル。API SN+に求められる要件をカバー。直噴ターボエンジンで発生しやすいLSPI防止性を発揮する。
●8100 POWER 5W-40
 高出力小排気量ターボ車や中排気量エンジン搭載スポーツセダン・SUV・ミニバン等に向けに開発されたエンジンオイル。API SN+に求められる要件をカバー。優れた油膜保持能力とフリクションロスの低減を両立。エンジン内部を保護すると同時に省燃費に貢献する。
●8100 POWER 5W-50
 大排気量エンジン搭載スポーツセダン・SUV・ミニバン等に向けに開発されたエンジンオイル。API SN+に求められる要件をカバー。5W-50という粘度から得られる強靭な油膜により高いエンジン保護性能を発揮。さまざまな状況下において快適なドライブを実現する。

競合他社、同価格帯、同粘度製品とのせん断安定性を比較した場合、『8100 POWER』の粘度低下率が低く、せん断安定性に優れていることがわかる。配合されたエステルによりせん断安定性が向上することで、さまざまな走行条件下においても長時間安定した粘度と油圧を維持し、エンジンを効果的に保護する。
競合他社、同価格帯、同粘度製品との全塩基価値を比較した場合、酸性物質を中和する能力(TBN=全塩基価)が高く、スラッジの生成を抑制する。これにより、エンジン内部をクリーンな状態に保つ。
競合他社、同価格帯、同粘度製品との蒸発性を比較した場合、オイルの蒸発量が少ないため(熱安定性)、油圧低下やオイル不足に起因するトラブルを回避する。

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