Blustream、4×2 HDBaseT CSC マトリックスエクステンダーセット発売

株式会社エーディテクノは、同社が取り扱うBlustream 社(以下、Blustream)の4x2 HDBaseT CSC マトリックスエクステンダーセット(型番:HMXL42ARC-KIT)を2023年4月6日に発売する。市場想定価格は税込220,000円。

HMXL42ARC-KITは、HDMI入力4系統とHDBaseT出力2系統(内1系統分配出力用HDMI端子搭載)を搭載したマトリックススイッチャーとHDBaseT受信器2台を含むマトリックスエクステンダ-セット。カラースペース変換(CSC)機能を搭載し最大4K@60Hz 4:4:4(18Gbps)HDMI入力信号に対応している。マトリックス送信器とHDBaseT受信器をCat5e以上LANケーブルで接続することで、切替出力した1080p@60HzのHDMI信号を、最大70m(4K@60Hz信号を最大40m)を伝送する。

各HDMI入力にはEDIDエミュレート機能を搭載し、22種類のプリセットEDIDから選択可能な他、各HDBaseT受信器に接続されたディスプレイのEDID情報を元に各ディスプレイが対応した最大入力解像度に合わせて4K@60Hz 4:2:0または、1080p@60Hz信号に変換出力する自動ダウンスケーリング機能を搭載。異なる解像度のディスプレイを各HDBaseT受信器に接続した場合でもスムーズな映像表示が可能となる。

オーディオは、Dolby TrueHD、Dolby Atomos、Dolby Digital Plus、DTS-HD Masterのオーディオフォーマットに対応。マトリックススイッチャー本体とHDBaseT受信器には、受信したHDMI信号に重畳されたオーディオ信号をディエンベデッド出力可能な光デジタル(Toslink)と3.5mmステレオミニジャック端子を搭載する他、IRとRS-232信号の双方向伝送にも対応している。

HDBaseT受信器には、ARC(オーディオリターンチャンネル)機能を搭載。HDMI ARC機能対応テレビやAVレシーバーの2ch音声信号をマトリックススイッチャーに転送でき、よりシンプルでスマートな接続が可能となる。

出力ソースの選択や設定は本体前面パネルに搭載したタッチセンサーボタンや付属IRリモコン、本体ウェブGUI経由で制御が可能な他、IR信号、RS-232、TCP/IP経由でサードパーティーコントロールシステムとの統合が可能だ。また、新しく接続された映像信号をスイッチャー本体が検知して自動的に切り替えるオートスイッチ機能で、操作がスムーズに行える。

金属製筐体による優れた排熱性を備え、付属のブラケットで19インチ EIA ラックマウント(1U 相当)に取り付けが可能。同製品は、講演会場、会議室、教育現場、展示会場、ホテル宴会場、結婚式場などで離れた場所に設置された映像表示機器に対して、映像切替演出や簡易的な音声制御を1台で可能なマトリックススイッチャー兼延長器となっている。

主な特長

  • 最大解像度4K60Hz 4:4:4まで対応
  • カラースペース変換(CSC)機能
  • 最大70mまでの伝送距離=1080p@60Hz Cat6/5eケーブル(4Kは40mまで)
  • EDIDエミュレート機能および自動ダウンスケーリング機能搭載
  • 多様なHDMIオーディオに対応(Dolby TrueHD、Dolby Atmos、Dolby Digital Plus、DTS-HD Master)
  • 送信器・受信器双方オーディオディエンベデッド機能搭載
  • IR信号、RS-232信号双方向伝送
  • PoC(Power over Cable、送信器→受信器方向のみ)
  • HDCP2.2、HDR 対応
  • 多様な制御方法|本体ボタン、IRリモコン、ウェブGUI、RS-232
  • EIA ラックマウント対応

製品の特長

カラースペース変換(CSC)技術を用いたHDBaseT信号伝送

Blustream社では、4K HDR信号を技術的制限のあるHDBaseT規格にて伝送できるようカラースペース変換(CSC)技術をHDBaseT製品に実装した。カラースペース変換では、4:4:4をクロマサブサンプリングすることでHDMI信号のデータレートを低減させ、ネイティブ解像度とフレームレートを一定に保る。受信器側で低データロスにて再変換処理を行い高画質なHDMI信号に変換出力する。

EDIDエミュレートおよび自動ダウンスケーリング機能搭載

各HDMI入力にはEDIDエミュレート機能を搭載し、22種類のプリセットEDIDから選択可能の他、各HDBaseT受信器に接続されたディスプレイのEDID情報を元に各ディスプレイが対応した最大入力解像度に合わせて4K@60Hz 4:2:0または、1080p@60Hz 信号に変換出力する自動ダウンスケーリング機能を搭載。異なる解像度のディスプレイを各HDBaseT受信器に接続した場合でもスムーズな映像表示が可能となるという。

本体ボタン、IRリモコン、ウェブGUI、RS-232、TCP/IP経由制御

出力ソースの選択や設定は本体前面パネルに搭載したタッチセンサーボタンや付属のIRリモコン、本体ウェブGUI経由で制御が可能な他、IR信号、RS-232、TCP/IP経由でのサードパーティーコントロールシステムと統合できる。

主な仕様

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