TOYOTA GAZOO Racing GT Cup2023の開催概要が発表。スバル、マツダとのコラボラウンドも

 TOYOTA GAZOO Racingは4月4日、プレイステーション5/4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』を使用したeモータースポーツレース『TOYOTA GAZOO Racing GT Cup (TGR GT Cup)2023』の開催概要を発表した。

 グランツーリスモ7を使用するTGR GT Cupは、ゲームに収録されるGRラインナップ、レース専用車両を中心にシーズンを戦うeモータースポーツのグローバル大会だ。2023年の開催で5年目を迎える同シリーズだが、今季はオンライン予選が7ラウンド実施され、そのなかから世界上位24名が決勝に出場することになる。

 2023年の開幕戦は、昨年25周年を迎えたグランツーリスモシリーズで人気のAE86(スプリンタートレノ/カローラレビン)によるレース。GRヤリスが使用されるラウンド2を経て、ラウンド3は、今年100周年大会を迎えるル・マン24時間レースをバーチャル開催し、GR010ハイブリッドが使用車種となる。なお、5年目となるTOYOTA GAZOO Racingのeモータースポーツ活動を記念し、エントリーした全ユーザーに2023年リバリーのGR010ハイブリッドが進呈されるという。

 また、2023年のTGR GT Cupでは、ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankookでともに戦うスバルとマツダとのコラボレーションラウンドの開催も決定した。これによりラウンド4ではスバルがラウンドパートナーに就任し『バーチャルGR86/BRZ Cup』が行われる予定だ。

 さらにラウンド6では、GRスープラ・レーシングコンセプトのほかにも、SUBARU BRZ GT300、MAZDA RX-VISION GT3コンセプトが使用される予定になっており、バーチャルの世界でもスーパー耐久ST-Qでしのぎを削るトヨタ、スバル、マツダの争いが再現される。

 そして今季のTGR GT Cupの各予選ラウンドは、参加しやすい大会を目指しドライバーの技量に応じたリーグ制が導入されることになった。『GT1』『GT2』『GT3』という3リーグ構成では、リーグごとのランキング表示により、初心者でも気軽に参加することが可能だ。

 TOYOTA GAZOO Racingは、5年目を迎えるTGR GT Cupの開催に「国・地域や世代の垣根を超えて、モータースポーツの魅力を伝え、より身近に楽しんでいただけるよう、今後も積極的にeモータースポーツに取り組んで参ります」とリリースに記している。『TGR GT Cup2023』の詳細や参加条件、スケジュールなどについては、公式ホームページ(https://toyotagazooracing.com/jp/e-motorsports/)を確認してほしい。

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