ケインの反応は過剰だった⁉︎ キャラガー氏ら解説陣が苦言「もし息子がやったら…」

解説陣がケインの行為に苦言 @Getty Images

エヴァートン戦で見せたイングランド代表FWハリー・ケインのリアクションは、有識者たちには感心しないものだったようだ。

マンデーナイトに行われたプレミアリーグ第29節エヴァートン戦で、ケインは58分ごろに激しく接触したアブドゥライエ・ドゥクレと揉み合いに。冷静さを失ったドゥクレがケインの顔面に手を押し当てると、イングランド代表FWは顔面を両手で覆って倒れ込み、両チームの選手で乱闘が起きる中デイビット・クート主審はドゥクレにレッドカードを提示した。

しかしイギリスのジャーナリストであるピアーズ・モーガン氏やリヴァプールのレジェンドで解説のジェイミー・キャラガー氏はドゥクレの言動は間違いだったと認める一方、ケインの反応も過剰だったと苦言を呈す。モーガン氏は「今夜のケインに思いを馳せ、この野蛮な一撃がキャリアを終わらせるものでないと願う」とジョークと飛ばし、キャラガー氏も「ケインはあんなことで倒れるべきじゃない」と批判。「確かにドゥクレは間違っているが、あそこで倒れるほどでもないだろう。もし私の息子がそんなことをしたら恥ずかしいよ。私が本当に嫌いなのは、プロの仲間を退場や逮捕に追い込もうとする行為だ。倒れた後FKを獲得して起き上がるなら問題ない。倒れたまま転げ回っているのは本当にそれ程なのかと勘繰ってしまうよ」と伝えた。

他方では、元マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネビル氏が「ハリーには疑惑の目が向けられているけど、彼だって倒れるし爪が目に入ったらショックを受けるかも知れない」と擁護する声も。試合は68分にケインがPK弾を沈めトッテナムが先制点を奪うものの、終了間際にエヴァートンに追いつかれ1-1のドローに終わっている。

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