WBC大活躍の吉田正尚、中村悠平選手に福井県栄誉賞「大きな感動与えた」 シーズンオフに贈呈式

福井県栄誉賞が贈られる中村悠平(左)と吉田正尚

 福井県は4月4日、野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶり3度目の優勝を果たした日本代表「侍ジャパン」のメンバー、吉田正尚選手(29)=福井県福井市出身、レッドソックス=と、中村悠平選手(32)=福井県大野市出身、ヤクルト=に県栄誉賞を贈ると発表した。吉田選手は東京五輪で金メダルを獲得した2021年に続き2度目の受賞となる。

 吉田選手は、メキシコとの準決勝で同点の3点本塁打を放つなど、大会新となる13打点を記録。中村は準決勝、決勝で先発マスクをかぶり、強気のリードで投手陣を引っ張った。

⇒WBC帯同スタッフが中村悠平を絶賛「初見で翔平の球をサラッと…」

 県は、攻守の中心となって世界一奪還に貢献した両選手に対し、「大会での活躍により本県を大いに盛り上げ、県民に大きな感動を与えた。現在も定期的に福井を訪れ、県民とのさまざまな交流を重ねている」として授賞を決めた。贈呈式の日程は両選手がシーズンオフとなる年末を軸に今後検討する。

 県栄誉賞は1981年に創設。文化やスポーツなどの分野で輝かしい活躍をし、県民に敬愛され希望を与える顕著な業績があった個人、団体が対象。これまでに、歌手の五木ひろしさん、宇宙飛行士の毛利衛さんら6人、2団体に贈られている。

⇒「陰のMVPは吉田正尚」…WBCでの活躍たたえるツイート殺到

© 株式会社福井新聞社