統一地方選挙で子育て世代の候補者が増加している?子連れ選挙運動の可否とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年4月5日に公開された動画のテーマは……子育て世代候補者の増加!
ゲストに乙武洋匡氏をお招きし、子育てと選挙運動の両立について語っていただきました。
乙武氏が感じる子育て世代の候補者が増えている政党とは?

【このトピックのポイント】
・今回の統一選(前半戦)の立候補者数に占める女性割合は増加傾向も、いまだ2割を下回る低水準
・子連れ選挙に関して総務省が見解を発表するが判断に迷う部分も
・子育て世代の政治参画を促すには、多様な視点からの議論が求められています

統一地方選挙で子育て世代の候補者は増加している?

統一地方選挙で実施される道府県議選挙における女性候補者の割合は過去最高となったものの、15.6%とまだ2割にも満たないのが実情です。

しかし、乙武氏はSNSを通して東京都内を中心に30代の子育て世代の立候補者が増えたと感じているとのこと。特に日本維新の会の候補者にその傾向が感じられるそうです。

子どもを持つ人が選挙に立候補する場合の問題点

子育て支援に乗り出す政党がある一方で、子どもを持つ人が選挙に立候補するにはまだまだ障壁があるのも事実です。

男女問わず、選挙に立候補する際にそれまでの仕事を退職することが多く無職の扱いになってしまうため、保育園等に子どもを預けられなくなるケースが起きています。

このことについて国民民主党の伊藤孝恵氏が国会で質問。岸田総理は子育て中の選挙運動について「一般的に保育所を利用できる求職活動や就労などに該当する」と答弁しました。

乙武氏「これは大きいと思いますし、伊藤孝恵さんグッジョブですね」

MC官野玄「かなり出馬しやすくなったということですよね」

ただ、待機児童の問題から希望する候補者全員が子どもを預けられるとは限りません。そのようななか、子連れでの選挙運動に関する議論が起こっています。自分の子どもを連れた選挙運動について、総務省はいくつかの事例を踏まえた見解をまとめました。

これによると候補者の移動に子どもが同行するのみであれば差し支えないとする一方、街頭演説で子どもを抱くことやポスターの写真掲載については判断に迷う部分も残ります。今後の議論に注目です。

最後に乙武氏は「子連れ選挙で女性は大変ですね、みたいに決めつけてしまうことも僕らのバイアス」とコメント。「小さい子どもがいる男性は一切子連れ選挙しなくてすんでいるというところに疑問の目を向けていくべき」と締めくくりました。

動画本編はこちら!

子育て世代の立候補にいまだ残る課題とは?

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