阿久澤真理(あくさわしんり)県教育長は5日の定例記者会見で、発生から6年が経過した那須雪崩事故に触れ「二度と事故を起こさない、事故を風化させないという強い思いの下、高校生の登山における安全確保の徹底に取り組んでいく」と述べた。
事故を巡って業務上過失致死傷罪に問われ係争中の男性教諭3人に関しては「刑事裁判に県教委は直接関与していないため、3人の主張について言及は避けたい」とした。
一方、教育現場での安全確保に向けては「最優先に取り組む。学校、教員一人一人にその意識を強く持ってもらうように働きかけていきたい」と話した。
このほか、教育現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)や教員の働き方改革を推進するため、新設した「教育DX推進室」を中心に取り組む考えを示した。