多くの日本人選手がプレーする現在のベルギーリーグ。ここ数年は日本代表でも主力になっている複数の選手がベルギーでのプレーを経験し、ステップアップしていった。
そこで今回は、かつてベルギーリーグで活躍した外国人選手たちを見ていきたい。
アレクサンダル・ミトロヴィッチ
所属クラブ:フラム(イングランド)
活躍したベルギーのクラブ:アンデルレヒト
フラムの大エースであるセルビア代表ストライカー、ミトロヴィッチ。
キャリアではこれまで4度のプレミア昇格、3度のチャンピオンシップ降格を経験し、今季はプレミアでここまで11ゴールをマークする活躍を見せている。
イングランドの前はベルギーでプレー。2013年にアンデルレヒトへ加入し、初年度から主力として活躍、リーグ優勝を果たした。
2年目にはベルギーリーグで20ゴールをマークし、得点王のタイトルを獲得している。
ジョナサン・デイヴィッド
所属クラブ:リール(フランス)
活躍したベルギーのクラブ:ヘント
リールのエースを務めるカナダ代表のストライカー、デイヴィッド。
今季リーグアンで19ゴールという数字を残しており絶好調を維持しているが、彼は18歳の時にベルギーへと渡った。
ヘントの下部組織に加入し、2年目にはリーグ戦で18ゴールを決めて得点王に。若手有望株として注目を集めるようになった。
2020年にリールへ引き抜かれると、1年目からリーグ戦で二桁ゴールをマークする活躍でクラブのリーグアン優勝に大きく貢献している。
イヴァン・ペリシッチ
所属クラブ:トッテナム(イングランド)
活躍したベルギーのクラブ:クルブ・ブルッヘ
これまでのキャリアで数々のタイトルを獲得してきた優勝請負人、クロアチア代表FWのペリシッチ。
出身はスプリトだが10代でソショーへ加入。その後ベルギーのクラブへのローンで結果を残したことで、2009年にクルブ・ブルッヘに引き抜かれた。
2年目に得点力が開花し、ベルギーリーグでは22ゴールを挙げて得点王に。その後はドルトムントへステップアップし、香川真司らと共にブンデス優勝を果たしている。
今季はフリーでトッテナムへ加入し、ここまで27試合に出場している。
カリドゥ・クリバリ
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
活躍したベルギーのクラブ:ヘンク
フランスで生まれ育ったセネガル代表DFは、伊東純也が活躍したヘンクでプレーした経験がある。
メスのユースで育成されトップチームにも昇格、リーグドゥで2シーズンを戦った後の2012年にヘンクへ加入し、ベルギーカップ優勝に貢献した。
2014年にナポリへ引き抜かれると、1年目から主力としてプレー。セリエA屈指のセンターバックへと成長し、8年間にわたって活躍した。
以降世界トップのDFとして長らく移籍が噂されてきたが、昨夏ようやくチェルシーでプレーする決断を下した。
セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ
所属クラブ:ラツィオ(イタリア)
活躍したベルギーのクラブ:ヘンク
ラツィオで活躍を続けるセルビア代表MF、ミリンコヴィッチ=サヴィッチ。
スポーツ一家に生まれ、父がサッカー選手、母がバスケットボール選手、また兄ヴァニャはトリノでGKとして活躍している。
若手時代は母国のFKヴォイヴォディナでデビューし、その後はヘンクでプレー。2014年から1シーズンのみの在籍で、リーグ戦では5ゴールをマークした。
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2015年にラツィオへ加入し、2年目には主力に定着。ビッグクラブ移籍の噂が絶えない選手となった。