真夜中に広島市中心部のビルへ勝手に侵入して、スケートボードで遊ぶ複数の人物の姿を防犯カメラがとらえていました。ビルに設置したゲートも壊れていて、オーナーは警察に被害届を出しました。
4月2日の午前2時ごろ、広島市中心部のビルに設置された防犯カメラがとらえた映像です。
スケボーを持った複数の若者が、ビルの入口に設置されたゲートを勝手に閉めると、スケボーに乗ってゲートを飛び越えました。別の角度から見てみると、ビルの通路の奥まで侵入し、勢いをつけているように見えます。
現場は、広島市中区三川町のビルです。オーナーの男性によりますと、ゲートはもともと、階段でたばこを吸ったり、長時間居座ったりする人でテナントに迷惑がかかることを防ぐために設置したといいます。
ビルのオーナー
「未然に防げたらなとゲートを付けたんですけど、このゲートを逆にうまく利用して練習台になって壊されてしまった」
ゲートを飛び越えた先には歩道があり、通行する人がいることもわかります。ジャンプのはずみでスケボーが道路に飛び出す危険な場面も…。
さらに、ぶつかった衝撃でゲートが壊れてしまったように見えます。
ビルのオーナー
「蛇腹のゲートだったんですが、折れたり曲がったりしていた。近いうちに業者さんに回収していただく」
ゲートが壊れてもジャンプを続ける若者たち…。その後、ゲートを倒したまま去っていきました。
ビルのオーナー
「まさか、ここでスケートボードで走って飛び越えることを予知したことがなかったので、自分たちが満足を得る材料で使われていたのはショックです」
ゲートの修理には50万円近くかかる見込みだということです。ビルのオーナーは被害届を提出していて、警察が捜査をしています。