廣瀬大介、『ヘタミュ』愛を語る。私生活では「愛犬を幸せにしたい」【華と俳優Vol.4】

花やみどり・暮らしを記録シェアして楽しむコミュニティアプリ「ハナノヒ Be」(https://service.hananohi-be.com/)が、役者や舞台のイメージに寄せた花束を作成する本連載。今回、キレイなお花と共演するのは廣瀬大介さんです。

ミュージカル『ヘタリア』シリーズでは2015年からイギリス役を好演。2023年4月より最新作「The Fantastic World」が上演予定です。今回は廣瀬さんに代表作の一つともいえる『ヘタミュ』に対する思いもたっぷり伺いました。インタビュー後半では、愛犬とのエピソードなどプライベートについても語っていただきます。

『ヘタミュ』には妄想できる余白がある

――まずは撮影おつかれさまでした。今回は廣瀬さんをイメージした良い香りがしそうな花束をお持ちしました。

なんとなく妖艶な感じがする花束ですね。こんな素敵なイメージで作っていただいたのに、ごめんなさい……ラフな格好で来ちゃいました(笑)。でも色味が洋服とも合っていていいですね。

――廣瀬さんの誕生花(6月3日)はクローバーです。ご存じでしたか?

あの「幸せを呼ぶ」というクローバーですね。誕生花って今まで調べたことがなく、この取材を通して初めて知りましたが、他人事だった花や葉っぱが急に大切になってきますよね。すごく嬉しいです。

――さて、いよいよミュージカル「ヘタリア〜The Fantastic World~」が4月より上演されます。廣瀬さんが思う『ヘタミュ』の魅力を教えてください。

そもそも僕自身は歴史の知識が浅くて、『ヘタミュ』を通して学ぶことが多いんです。『ヘタミュ』に携わってから、「知ってたらもっと楽しめることがある」って思うようになり深みが増したように感じます。

作品中では、世界の大きな出来事がさらっと会話に出てくるので、「今の会話は何だったんだろう」と後から調べて驚くことはあります。だからこそ僕みたいな深掘るのが好きなタイプは、勝手に妄想できる余白があるのが魅力だなと思いますね。

いつ火の粉が降りかかるかわからない!?

――公演ごとの日替わりシーンも醍醐味だと伺いました。

そうですね(笑)。僕は基本的に振られたことに一言返すみたいなことが多いんですけど、前回は磯貝さん(アメリカ役:磯貝龍乎さん)に「ここで小粋な一言欲しいんだよね」みたいなことを言われて。「何かやって」とか「ここで適当に盛り上げといて」みたいな指示がたまにあるんですよ。いつ火の粉が降り掛かってくるかわからないので怖いですね。台本に「ここで駄洒落を言う」って書いてあるし(笑)。

――ほか、新シリーズならではの注目点はありますか?

新シリーズはこれまでの作品とイメージがだいぶ様変わりしましたが、スタッフさんたちの愛もあり、どの部分も妥協してない出来上がりになっています。

新しい衣装にもたくさんこだわってくれています! ビジュアル撮影時には写真映えするようにタイトめに、実際に舞台に立つときは動きやすいように工夫をしてくれています。いろんなスタッフさんの力が込められて僕らは激しく動けています(笑)。

もともとイギリスの衣装はタイトめなんですが、さらに今回は身体を絞っていた時期に採寸したため、ウエストあたりがギュギュッと……。前回は腰にタオルを入れていたんですが、今回はタオルいらずです(笑)。

――ミュージカル『ヘタリア』を楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします。

長いこと愛されているこの作品。同じメンバーでお届けしておりますが、勢いの衰えることなくずっと走り続けられているのは、ファンの皆さんの応援があってこそです。この温かいお声に応えられるよう、そしてその期待を超えられるようにみんなで精進していきたいと思います。

そして今作から、磯野亨さん(オランダ役)が新しく入られます。このコンテンツに一度入会したからにはやっぱり最後まで責任持って、退会されないようにみんなで周りを埋めていきたいと思います(笑)。

皆さんも磯野さんを逃さないように外壁を詰めていってみんなでいい作品にしていきましょう!応援のほどよろしくお願いいたします。

廣瀬大介の“コダワリ”を直撃!

――ではここからはプライベートのお話を伺います。今回は花束との撮影でしたが、普段はあまりお花を育てたり、飾ったりしないそうですね。

ステキなお花が似合うタイプじゃないので(笑)植物は育ててないけど、うちには柴(犬)ちゃんがいて、育てるみたいな経験はもうあいつだけでいいです。生涯彼だけでいいぐらいです。

――愛犬との生活はいかがでしょうか。

柴ちゃんはまだ2歳でやんちゃ。犬を飼うと大変なこともたくさんあるんですけど、やっぱり癒されますし、マイナスなことが全部なくなっちゃう。彼がいることですごく助かってます。

最初は可愛くて仕方ないだけだったけど、お迎えしてから3日目ぐらいから犬を育てるってこんな大変だったんだなと実感し悩む時期もありました。今はそこを経て、お互いの悪いところを受け入れて、もう本当の“家族”になりました。この子はこういう一面があるし、彼もきっと僕も嫌なところを我慢してくれてるんだろうなって(笑)。

犬を飼い始めたばかりの声優仲間と話をすると、「分かる分かる」って共感してくれます。声優さんも一人暮らしの方が多いので、面倒を見る負担が全てのしかかって、最初のうちは「死ぬほど大変だよね」って。トイレを失敗するし、人間用の食べ物を口に入れようとするし、タイルカーペットを全部ひっくり返されたこともありました。僕が帰ってくると何事もなかったように知らんぷりしてて(笑)。

でも彼がいるから仕事も頑張ろうって思いますし、家での良いお喋り相手ができて寂しさが減りましたね。

――愛が深いですね。

自分がどれだけ愛情を注げているか分からないので、「この家じゃなかったほうがお前は幸せだったんじゃないか」と思うこともあります。でも、なんとか幸せにしてやりたいと日々、試行錯誤してます。

誕生日にはワンちゃんOKの焼き肉に連れていきました。最初の方は居心地が悪そうにしてたんですが、店員さんに餌を貰ったら尻尾を振って美味しそうに食べ始めて。まあまあ楽しんでもらえたようでよかったです。

――numanは推し活応援メディアです。最近ハマっていることはありますか?

最近はバーチャルYouTuberさんをめちゃめちゃ見ています。
僕もYouTubeで自分のアカウントを持っていて、それ用にキャラクターをイラストレーターさん書いてもらったんですが、VTuberさんにリスペクトもあるし、別に動かすつもりは今のところ全くないんですが。

なんか一応ヘタミュメンバーの中にも自称YouTuberさん(上田悠介さん)がいるんですよ。そしたらその方がSNSで「お仲間だね」って言ってきて、やたら構ってくるんですよね(笑)。なんとかしてコラボしようとしてくるから困ってます(笑)。

――ありがとうございました!

(執筆:住岡)

ヘアメイク:太田夢子
撮影:英里、素材提供・取材:日比谷花壇
【「ハナノヒBe」( https://service.hananohi-be.com/ )では廣瀬大介さんのアザーカットとイメージ花束についてご紹介しています!】

■ミュージカル「ヘタリア〜The Fantastic World~」
https://musical-hetalia.com/

廣瀬大介さんプロフィール

廣瀬大介(ひろせ・だいすけ)
誕生日:1991年6月3日
身長:177cm
血液型:B型
出身地:東京都
趣味:ゲーム・絵
特技:社交ダンス

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