栃木県内では7日、県立高などの入学式が行われ、真新しい制服に身を包んだ新入生たちが新たなスタートを切った。創立100周年を迎えた宇都宮工業高では、全日制320人(男子275人、女子45人)、定時制48人(男子31人、女子17人)の新1年生が希望に満ちた表情で、校門を通り抜けた。
式典で薄羽正明(うすばまさあき)校長(59)は「これからの高校生活をどう描くか、あなたたち次第。興味を持っていることに全力で取り組んでほしい」と式辞を述べた。新入生代表あいさつは全日制建築デザイン系の大川颯生(おおかわさつき)さん(15)が務め、「未来の産業界を担う技術者になれるように精進したい」などと宣誓した。新入生はほぼ全員がマスク姿で入場した。
定時制普通科の福島佑樹(ふくしまゆうき)さん(15)は「中学3年間は、コロナ下で行事が規制された。高校では楽しみたい」と話していた。
県内ではこの日、全日制高校57校、定時制・通信制8校、特別支援学校2校、県立中3校で入学式が行われた。