しもつけ写真大賞 栃木県壬生町の根本さんが最高賞 1744点から選出 

大賞になった根本文夫さん(壬生町)の作品「宇宙大観望」

 第26回しもつけ写真大賞(下野新聞社、とちぎ未来づくり財団主催、県カメラ商組合、県写真家協会後援)の最終審査が7日、宇都宮市の下野新聞社で行われ、大賞に栃木県壬生町至宝2丁目、根本文夫(ねもとふみお)さん(79)の作品「宇宙大観望」が選ばれた。

 このコンテストは県内の写真文化の向上などを目的に毎年実施。今回は498人から1744点の応募があった。最終審査では入選400点の中から大賞1点、準大賞2点、特選3点、準特選10点、優秀賞15点、佳作20点の計51点を選んだ。

 審査委員長の写真家ミゾタユキさんは「撮影ジャンルもさまざま。受賞作品は、独特の世界観を持ち、個性ある視点が際立っていた。大賞は、立ち上るもやと飛び立つ気球がリンクし、自然の空気感を大切にした淡いトーンに、ファンタジックで絵画的な雰囲気がある」と講評した。

 入選作品は5月13~21日に県総合文化センター第3、4ギャラリーで展示する。初日の同13日に表彰式を行う予定。準特選までの上位入賞作品を紹介する特集紙面を後日掲載する。

根本文夫さん

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