マツダスタジアム通算500勝目、さらに新井カープとしての初勝利から一夜。さらなる歴史の一歩を刻むべく、巨人を迎えて戦った。
カープは初回、いきなり1アウト満塁のチャンスを作ると、5番起用の 西川龍馬 のセカンドゴロの間にランナーが還り、先制点はカープに挙がった。
1-2で迎えた2回、先頭の 菊池涼介 が外に逃げていくスライダーにうまくコンタクトし出塁すると、2番・野間峻祥、さらに マクブルーム も出塁し、1アウト満塁のチャンスを迎える。
1回と同じ状況で打席が回ってきた西川は、ここはタイムリーでランナーを還し、2-2の同点へと追いついた。
なおもチャンスで デビッドソン が、レフトへ犠牲フライを放ち、勝ち越しに成功する。
そして、先発は、5年連続の開幕投手を務めた 大瀬良大地。
その大瀬良は立ち上がりこそ不安定だったものの、徐々に調子を上げていく。
しかし、球数100球を超えた6回、1アウト2・3塁のピンチを迎える。ここを力のあるカットボールで巨人・中村をフライに打ち取り、2アウトまで漕ぎつけると、続く巨人の新助っ人ブリンソン。
フルカウントからスライダーで見事空振り三振! 雄たけびをあげたエースは、6回2失点で先発の役割を果たし、マウンドを後にする。
そのウラ、大瀬良の熱投に応えたのは、代打で送られた 堂林翔太。今シーズン初打席がなんとホームランに。「大地のピッチングに応えられて良かった」とリードを2点に広げます。
そして、7回・ターリー、8回・松本竜也 が無失点でつなぎ、迎えた9回にはもちろん、栗林良吏。「久々に緊張したマウンドだった」と振り返る今シーズン初のセーブ・シチュエーション。
ランナーを2人背負いながらも、最後はフォークで空振り三振。
投打がかみ合い、全員でマツダスタジアム501勝目を手にした。