襲撃された20代男性、自宅で負傷…500万円超を奪った19歳、裁判へ さいたま地検、19歳の実名を初めて公表

特定少年の実名を公表 強盗致傷で19歳を起訴=さいたま地検

 住宅に侵入し、家人に暴行を加えて現金を奪うなどしたとして、さいたま地検は7日、検察官送致されていた茨城県日立市の無職の男(19)を強盗致傷罪などで起訴した。地検は「改正少年法の趣旨及び附帯決議の内容を踏まえた」として、初めて起訴された特定少年の実名を公表した。裁判員裁判で審理される。

 起訴状などによると、男は別の男らと共謀し昨年11月15日、埼玉県川口市内の住宅に侵入し、住民の20代男性を粘着テープで椅子に縛り、現金約503万円などを奪った上、頚椎(けいつい)捻挫などのけがを負わせたなどとしている。

 県警はほかに共犯者として男(21)と少年(17)を逮捕。地検は共犯者の男(21)を同罪などで2月24日付で起訴し、少年(17)を3月、さいたま家裁に送致していた。

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