江の島海水浴場協同組合の新理事長「日本一のビーチ目指す」 今後集客回復見込む

「名実ともに日本一を目指す」と語る栗原理事長=藤沢市

 全国屈指の集客を誇る神奈川県藤沢市の片瀬西浜・鵠沼海水浴場を運営する江の島海水浴場協同組合の新理事長に栗原義忠氏(56)が3月、就任した。

 5年ぶりの交代で、同海水浴場の「クラブ化」が問題になった2013年、海岸の秩序回復を先導した栗原道代元理事長(82)の次男。ポストコロナを見据え、環境への配慮やバリアフリー化を進め、「名実とも日本一のビーチを目指す」と意気込む。

 新型コロナウイルス感染拡大以降、低迷していた片瀬西浜・鵠沼の海水浴客数は22年夏、3年ぶりに100万人台を超えた。今後、新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に引き下げられ、一層の集客回復が見込まれている。

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