【土日の天気】西~北日本の広い範囲で天気急変のおそれ 山沿いは降雪による交通障害にも注意

 日本付近には強い寒気が流れ込んでいる影響で、きょう8日(土)からあす9日(日)明け方ごろにかけて急な雷雨、竜巻などの激しい突風に注意が必要。ひょうが降るおそれもあり、山沿いや内陸では雪が降る所もあるため、峠道の運転は雪による交通障害にも注意が必要だ。

強い寒気が流入 大気の状態は非常に不安定

 きょう8日(土)は、大陸からはこの時季としては強い寒気が流れ込んでいる。そのため、西日本から北日本の広い範囲で晴れ間があっても天気は急変するおそれがある。急な強い雨、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうなどに注意が必要。
 東京都心でも夕方ごろは雷を伴いザーザー降りとなるおそれがある。午後の外出には雨具があると安心だ。

 なお、急に黒い雲が増えてきたり、急に冷たい風が吹いてきた場合は天気急変のサインとなる。また、雷の音が聞こえたり、渦巻き状の雲が見られた場合はすぐに頑丈な建物内に移動したい。

あす9日(日)明け方にかけて山沿いでは降雪も

 平年より強い寒気の影響で、関東、北陸や東北の内陸や山沿いではあす9日(日)明け方ごろにかけて雪が降る可能性がある。局地的には降り方が強まり、1時間に4~5センチ程度降るおそれがある。
 峠道の運転は必ず冬用タイヤを着用し、準備がない場合は不要不急の運転は控えた方がいいだろう。

あす9日(日)昼間は天気回復 東北はさくら映えの青空

 ただ、あす9日(日)朝には天気は回復し、日中はよく晴れる見通し。夜にかけて全国的によく晴れて、絶好の洗濯日和となりそうだ。東北ではさくらがよく映える青空が広がる見込み。
 朝は空気がヒンヤリするものの、昼間は日ざしが暖かい予想。朝晩と日中の寒暖差は大きいため、体調を崩さないよう気をつけたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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