【高校野球春季神奈川県大会】相模原弥栄、桐蔭に敗れるも14安打10得点 鶴岡監督、夏へ手応え

相模原弥栄―桐蔭学園

◆桐蔭学園16―10相模原弥栄

 桐蔭学園と対戦した相模原弥栄は、持ち前の打力で渡り合い14安打10得点。最後はリードを広げられたが、就任9年目の鶴岡監督は「受け継いできたことをこの代も見せられたのは良かった」と手応えをのぞかせた。

 回の先頭打者が出塁したのは実に8度。ファーストストライクを逃さず積極的に捉えた。五回に富樫が同点弾を放てば、6―9で迎えた八回には救援した相手右腕熊ノ郷の直球に力負けせず、4長短打を浴びせて2得点を挙げて冷や汗をかかせた。

 6日の組み合わせ抽選会で激戦区のくじを引いた主将の角方は「桐蔭を倒して、横浜戦まで行くのが一つの目標だった」と唇をかむ。ノーシードからの躍進を誓い、「4強を目指し一つずつ勝ち上がりたい」と夏を見据えた。(桐蔭学園高)

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