9日に投開票 神奈川県知事選、相模原市長選、県議選、横浜・川崎・相模原市議選 子育てや物価高巡り論戦 

統一地方選前半戦の最終日に候補者の最後の訴えを聞こうと集まった有権者ら(画像の一部を修整しています)=8日午後、横浜市内

 第20回統一地方選前半戦の神奈川県知事選挙と相模原市長選挙、県議会議員選挙、横浜・川崎・相模原の3政令市議会議員選挙が9日、投開票される。衆院の解散がない限り、2025年夏の参院選前では最大規模の選挙で、子育て支援や物価高対策などを巡って各地で論戦が交わされた。最終日の8日も知事選の候補をはじめ、各候補者が最後の訴えを響かせた。

 現職と新人3人の計4人が立候補した知事選、現職と新人4人の計5人が立候補した相模原市長選は、ともに行政運営の継続か刷新かが争点となり、舌戦が繰り広げられた。議員選に立候補した各候補者も駅頭などで政策を訴え、支持を呼びかけた。

 9日の投票は県内1655カ所の投票所で午前7時から午後8時まで。開票は同8時半に開始する逗子市を皮切りに、計58カ所で行われる。結果の確定時刻について、県選挙管理委員会は知事選が翌10日午前1時半ごろ、県議選が同1時50分ごろを見込んでいる。

 3月30日現在の県内有権者数は770万9563人(男381万9283人、女389万280人)で、前回(2019年)に比べて6万8671人増えた。

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