アンミカさんが過去の容姿コンプレックス告白…母から教わった克服の言葉 福井で幼少期の苦労語る

「幸せを掴むポジティブ力」をテーマに講演するアンミカさん=4月8日、福井県福井市のフェニックス・プラザ

 福井新聞・女性の集い「ささら」の本年度第1回サロンが4月8日、福井県福井市のフェニックス・プラザで開かれた。モデル・タレントのアンミカさんが「アンミカ流 ~幸せを掴(つか)むポジティブ力~」と題し講演。約1300人の聴衆を前に幼少期の苦労をたどりながら、「遠回りだった人生に無駄はない。今を大事に生きることが幸せをつくる第一歩」と語った。

 アンミカさんは子どもの頃、顔のけがの影響もあり、容姿にコンプレックスがあったと吐露。しかし、母親が▽姿勢▽笑顔▽目線▽話し方―の四つを大切にすれば幸せになると教えてくれたことで克服できたと話した。

 自宅が火事に見舞われるなどつらい時期もあったが、神父に「神様は乗り越えられないハードルは与えない」と諭され、励みになったという。中高生時代は新聞配達のアルバイトに精を出し、登校までを勉強に活用することで自らを高めたと振り返った。

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 父親からは「新聞を読んで社会に役立つ資格を取り、人としての価値をつけてほしい」との教えを受け、「今では21の資格があり、通販番組の仕事に生かせている」と笑顔を見せた。

 ファッションにも触れ、「プロに似合うものを選んでもらい、その中から好きなものを買った方がいい。できれば写真を撮り、信頼できる人に印象を聞いて」とアドバイスした。

 講演に先立ち、福井市出身のウインドシンセサイザー奏者、大西泰敬さんによるコンサートもあった。

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