京都・亀岡駅北の区画整理事業の歩み、一冊に 一面田んぼがサンガスタジアムなどに

亀岡駅北土地区画整理事業の歩みをまとめた事業誌

 2022年11月に完了した京都府亀岡市のJR亀岡駅北土地区画整理事業の歩みをまとめた事業誌を、同土地区画整理組合が作製した。一面田んぼだった地域が、サンガスタジアム京セラやビジネスホテル、住宅地などに生まれ変わった沿革について写真を交えて紹介している。

 事業誌では、1987年11月に当時の地権者83人が市に要望書を提出したのが構想の始まりで、2014年の組合設立後どのように事業計画を決めていったのかなどを説明。当初計画にはなかったスタジアムを受け入れた経緯や、建設中の様子の写真も収めた。

 映像でも事業を知ってもらおうと、DVDも作製した。関本孝一理事長(73)は「将来、子どもたちにも駅北の歴史を理解してもらいたい」と語る。組合関係者と、市など事業に関わった機関に配布する予定。

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