◆横浜4―1法政二
威風堂々とマウンドに立つ背番号1。「昨秋は変化球でかわす投球だった。この冬に球速を求めてきて、今日は真っすぐで押せた」。横浜の左腕杉山は最高学年の春、進化した姿を示すと誓う。
2番手として登板し、6回を4安打9奪三振無失点。鋭く曲がるスライダーは健在だが、こだわってきた直球に違いを見せた。「指にしっかりかかって投げられた」。打者の手元で伸びるスピンの効いた球で何度もバットに空を切らせた。
大会直前には18歳以下日本代表候補の強化合宿に参加した。「まだまだ自分は小さな存在。もっと上がっていけるように頑張りたい」と、全国レベルの同世代から刺激を受けた。