花咲く泉都、軽快に走って歩いて 「べっぷ鶴見岳一気登山」2100人エントリー【大分県】

スパビーチをスタートする参加者=9日、別府市
3部門に分かれて境川沿いを歩く参加者
桜並木に囲まれてそれぞれのペースでゴールを目指した

 【別府】第35回べっぷ鶴見岳一気登山が9日、別府市であった。参加者は春の穏やかな日差しの中、海抜0メートルのスパビーチから幹線道路を使わずに鶴見岳(1375メートル)を目指した。

 県内外から約2100人がエントリーした。開会式では長野恭紘市長らのあいさつの後、大会最高齢の梅木高見さん(86)=同市秋葉町=を表彰。梅木さんは「体力づくりにと思い、出場した。最後まで頑張りたい」と意気込んだ。

 コースは▽山頂までの約12キロで健脚を競う「いだてん天狗(てんぐ)タイムレースコース」▽それぞれのペースで歩く「のびのびさくらウォーク」▽麓までの8キロを歩く初心者向け「GO・GO・GOハーフウォーク」―の3部門。

 参加者はそれぞれのペースで楽しんだ。大分市宮河内の会社員、河野正欣(まさひろ)さん(36)は長男壮恭(そうすけ)君(5)とハーフウォークに出場。河野さんは「子どもが生まれたら一緒に登ろうと思っていた。達成感が大きい」、壮恭君は「疲れたけど滝も見られて楽しかった」と話した。

 タイムレースの結果は次の通り。

 ▽総合 ①三池浩介(福岡県)1時間16分44秒②渡辺智也(大分県)③熊本健志(同)▽女子 ①鮒子田麻衣(埼玉県)1時間32分23秒②東美沙(大分県)③野仲典子(同)▽シニア ①米丸浩一(宮崎県)1時間37分6秒②山本強志(山口県)③富田実夫(宮崎県)

© 有限会社大分合同新聞社