長崎県内の消防職員が職務で感じたことや課題などについて述べる第46回県下消防職員意見発表会が6日、松浦市志佐町の市文化会館であり、松浦市消防本部の西遼太さん(26)が最優秀賞に選ばれた。西さんは県代表として、28日に熊本県八代市で開かれる九州地区大会に出場する。
県消防長会主催。各消防局や消防本部の15人が登壇した。
消防士歴8年目の西さんは「聞く力で安心を」と題して発表。出動中のエピソードを交え、相手の苦しみや訴えにまずは耳を傾けることの重要性を主張した。元々人見知りだったという西さんは「思いやりのある消防人を目指し、本を読んだりして苦手意識を克服してきた。自分と同じような人の希望になれれば」と九州大会への意欲を語った。
優秀賞は平戸市消防本部の鋒屋慎太郎さん(26)と対馬市消防本部の中屋栄一朗さん(29)、奨励賞には長崎市消防局の中倉佑太さん(39)が選ばれた。
長崎県下消防職員意見発表会 県代表に西さん 28日、熊本で九州地区大会
- Published
- 2023/04/10 12:00 (JST)
- Updated
- 2023/04/11 12:21 (JST)
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