「先頭車両は急に加速してピットインした」「ジャッキが下りず」「最初はハズレセットだと思った」【SF Mix Voices 第2戦(2)】

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は4月9日、静岡県の富士スピードウェイで2023年第2戦の予選・決勝が行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)が今季初優勝を飾った。

 決勝後、全ドライバーが参加して行われる取材セッション“ミックスゾーン”から、予選と決勝を戦い終えたドライバーたちの声を2回に分けてお届けする(前編はこちら)。

■ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S) 予選19番手/決勝リタイア

 第1戦における福住仁嶺(ThreeBond Racing)との接触行為で、第2戦では4グリッド降格のペナルティを受けたアレジ。21番手からスタートし、徐々にポジションを上げていった。

 8周目に太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)をアウトから抜こうとしたのだが、TGR(1)コーナーでわずかに接触し、アレジがスピン。セーフティカー(SC)導入の原因となり、そのままリタイアとなってしまった。

「今日は残念でした。予選ではGRスープラコーナーでミスをしてトラックリミットをとられてしまいました。決勝スタートして、ちょっとずつペースアップできていましたけど、太田選手と1コーナーでヒットしてしまってスピン。リタイアとなりました」とアレジ。頑張って笑顔は作っていたものの、「チームがあんなに頑張ってクルマを直してくれたから、ポイントまで行きたかったです」と、悔しさが滲み出ていた。

「まったく望まないシーズンスタートの仕方となってしまいましたが、次の鈴鹿に向けて、もっと改善できるとこを見つけて、一生懸命に勉強して、鈴鹿ではポイントゲットして、できれば表彰台を獲得できるように頑張ります」

2023スーパーフォーミュラ第1戦&第2戦富士 ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)
2023スーパーフォーミュラ第1戦&第2戦富士 大嶋和也(docomo business ROOKIE)
2023スーパーフォーミュラ第1戦&第2戦富士 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)

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