京都・貴船を舞台に2分間のループから抜け出せなくなってしまった人々描く 「リバー、流れないでよ」特報

2023年初夏に劇場公開される、今年で結成25周年を迎える京都の劇団「ヨーロッパ企画」のオリジナル長編映画第2弾「リバー、流れないでよ」の、特報とポスタービジュアルが公開された。また、主題歌が、京都出身のバンド「くるり」の「Smile」となることが発表された。

特報では、”2分のループ”という”時の牢獄”から抜け出すために必死な登場人物たちや、手をつないで走るミコト(藤谷理子)とタク(鳥越裕貴)の姿などが映し出されている。主題歌の「Smile」も聞くことができる。

ポスタービジュアルでは、2分先の未来が見える”タイムテレビ”をモチーフにしたヨーロッパ企画の前作「ドロステのはてで僕ら」と、本作で永遠に繰り返す“2分“のダブルミーニングを持つ、「また2分。」というキャッチコピーとともに、貴船神社まで続く灯籠と石段に何人ものミコトがたたずむという、京都の風情とSF要素を融合したデザインとなっている。

「リバー、流れないでよ」は、”京の奥座敷”と呼ばれる貴船を舞台に、繰り返す2分間のループから抜け出せなくなってしまった人々の、混乱を描く群像劇。貴船の老舗料理旅館で働く仲居のミコト役に、ヨーロッパ企画の藤谷理子。職人見習いのタク役を、映画やドラマ、舞台などで活躍中の鳥越裕貴が務める。本上まなみ、近藤芳正、早織のほか、永野宗典、角田貴志、酒井善史、諏訪雅、石田剛太、中川晴樹、土佐和成らヨーロッパ企画メンバーが顔をそろえる。「ヨーロッパ企画」代表の上田誠が原案・脚本を、映像ディレクターの山口淳太が監督を務めている。

【作品情報】
リバー、流れないでよ
2023年初夏 トリウッドほか全国順次公開

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