7月19日までに初公判の日程 袴田さん再審三者協議 「即日結審」なら速やかに無罪判決も

57年前、旧清水市で一家4人が殺害された事件で、無罪となる公算が大きい袴田巖さん。いつやり直し裁判が始まり、いつ判決が言い渡されるのか、そこに関心が集まっています。

死刑事件で再審が始まるのは袴田さんで5例目。過去4件はいずれも再審開始が決まってから1年以内には、やり直しの裁判が始まっています。いずれも最終的には無罪判決が言い渡されていますが、検察は有罪を立証し、死刑を求刑。やり直し裁判の期間は約1~2年半です。

次回の3者協議の期日は5月29日、次いで6月20日、7月19日に決まり、この間に初公判の日程が決まります。検察が有罪立証をしない姿勢を示せば、弁護団の求める「即日結審」を受け入れ、袴田さんに速やかに無罪判決が言い渡される可能性もあります。

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