4年ぶりにマスクなしの入学式です。静岡県内の多くの小学校では4月7日、入学式が行われ、子どもたちは緊張した面持ちで6年間の小学校生活をスタートさせました。
保護者に付き添われながら大きなランドセルを背負って登校した新1年生。静岡市駿河区の市立中田小学校では7日、96人が緊張した面持ちで入学式に臨みました。
<中田小学校 蒔田孝校長>
「いろいろなものを見つけて、いろいろなことに気づく、いい目を持ってください」
文部科学省は新学期から児童・生徒や教職員にマスクの着用を求めないことを基本としていて、静岡市と浜松市はこの方針に従いマスクの着用を任意に。中田小学校でもマスクの着用は児童・保護者ともに任意として、児童は、ほとんどがマスクを外して式に臨みました。
新型コロナ流行以前に行っていた6年生による校歌斉唱は2023年もなく、音源を流すのみでしたが、教室に戻ると6年生が用意した歓迎のメッセージ動画が披露されました。
<担任教諭>
「皆さんのお名前が気になるので、お名前を呼んでもいいですか?」
新1年生は担任の先生から名前を呼ばれると、元気よく返事をしていました。
<新1年生>
Q.今どんな気持ち?
「うれしい気持ちです」
Q.学校では何を頑張りたい?
「勉強」
「友達をいっぱいつくりたい」
ようやく見られるようになった子どもたちの笑顔。ただ、「魔の7歳」という言葉をご存じでしょうか?
過去10年間で歩行中に交通事故にあった死傷者の数を年齢別にみると、小学1年生や2年生が該当する「7歳」の死傷者がすべての年齢の中で最も多くなっています。
<警察官>
「これから交通ルールとか事故防止に努めて登校してください」
菊川市の市立河城小学校では警察官や交通安全協会員などが7日から小学校に通う26人の新1年生に交通安全への意識を高めてもらおうと、道路標識がデザインされた連絡袋などを配布しました。
<新1年生>
「とまれって書いてある」
Q.どういう意味か分かる?
「車に気を付けてねって」
<菊川警察署 交通課 中村勇輝巡査長>
「横断歩行中の交通事故が増えていて、通学・下校中に事故にあうリスクが高いので少しでも事故防止につなげていただけたら」
小学生の交通事故は学校に慣れ始める5月が最も危険といわれています。子どもたちの笑顔を家族で、地域で守りたいものです。