「海が好き」初の外国人仲間入り 佐世保海洋少年団 

佐世保海洋少年団に仲間入りしたポッツさん(左)=佐世保市、佐世保海上保安部

 佐世保海洋少年団(松本文男団長)の入団式が1日、長崎県佐世保市干尽町の佐世保海上保安部であり、市立天神小3年の米国人、エンバー・ポッツさん(8)が団に仲間入りした。外国人の入団は初めてで「海が好き。活動、頑張ります」と張り切っている。
 同少年団は1952年に結成。海に親しみながら健全な心身を育成することを目的に、手旗信号やカッターなどの訓練に励んでいる。現在、小学生から高校生まで17人が所属している。
 入団式で松本団長は、ポッツさんに制帽を授与。「みんなと仲良く、いろんな活動に参加してください」と激励。団員の県立佐世保北中3年、古賀斤人(まさと)さん(14)が「分からないことがあったら、何でも聞いてください」と歓迎した。
 ポッツさんは「海のような広い心で団結し、すべての人を友とします」と、団の「ちかい」の言葉を述べた。

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