70代のモロボシ・ダン? 赤縁メガネをかけて「デュワ~」 「それいけ!ゲートボールさくら組」本編映像

2023年5月12日より劇場公開される、藤竜也主演の映画「それいけ!ゲートボールさくら組」から、本編映像の一部が公開された。

公開されたのは、藤竜也率いるさくら組の一人である森次晃嗣演じるガッツを収めたシーン。70代半ばで独り身のガッツは、弁当配達サービスを利用している。弁当と一緒に置いていったチラシを読もうとしたガッツが老眼のため取り出したのは、森次晃嗣が演じたモロボシ・ダンを思わせる赤い縁のメガネ。ガッツは「デュワ~」と口にしながらメガネをかけるのだった。

この演出は、ウルトラマン好きの野田孝則監督が、”モロボシ・ダンが70代になったら”という裏テーマに沿って行われた。撮影の際に監督は、おもむろに赤い縁のメガネを森次のそばに置き、「ガッツがチラシを見るときは老眼でメガネをかけると思うんですよ・・・」と何かを言いたげに伝えた。すると森次は監督を見つめ、「俺に何をさせたいんだい?」と言い、ウルトラアイならぬ赤い縁のメガネをかけてくれるのみならず、「デュワ~」というセリフをアドリブで演じたという。

本作におけるウルトラマンとのつながりはこのシーンだけではない。さくら組メンバーの森長役を演じた大門正明は、「ウルトラマン80」でUGM隊員のイトウ順吉を演じている。さらに、遺影のみの出演だが、さくら組の面々と高校の同級生役を演じた毒蝮三太夫も、「ウルトラマン」で科学特捜隊のアラシ隊員役を演じ、「ウルトラセブン」ではウルトラ警備隊のフルハシ隊員役として森次と共演した。

「それいけ!ゲートボールさくら組」は、シニアが奮闘するエンタメ映画。かつて高校ラグビーで青春を謳歌した”ジーサン”たちが、60年ぶりに集結。マネージャーだったサクラが経営するデイサービス“桜ハウス”の倒産危機を知って一念発起し、今の自分たちができることで手助けしようと、ゲートボール大会に出場して優勝を目指すことになる。悪徳ゼネコン企業の陰謀も渦巻きピンチの連続を迎えるが、固いチームワークで困難を乗り越え、桜ハウスを救おうとする。

主演は、「愛のコリーダ」「龍三と七人の子分たち」などの藤竜也。81歳の藤竜也が、ゲートボール大会に出場して優勝を目指す主人公・織田桃次郎役を演じる。高校時代からの元ラグビー部仲間には、石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎。平均年齢76歳の超ベテラン俳優陣が、スクリーンで大暴れする。ほかに、「チームさくら組」の一員として山口果林、田中美里が出演。かつてのラグビー部仲間で今は亡き盟友役として毒蝮三太夫、ゲートボールをスパルタ指導する女子高生・嶋田七海役に本田望結、生前ゲートボール愛好家としても知られていた落語家・三遊亭円楽も顔をそろえる。

【作品情報】
それいけ!ゲートボールさくら組
2023年5月12日(金)ロードショー
配給:東京テアトル
©2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会

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