期待胸に新たな第一歩 公立高で入学式 県立5校に「文理探究科」が新設

新入生を代表して宣誓する吉田さん=長崎北陽台高

 長崎県内の多くの公立高校で10日、入学式があり、新入生が新たな一歩を踏み出した。県教委などによると、本年度は約7500人が入学する。
 西彼長与町高田郷の県立長崎北陽台高には1年生280人が仲間入りした。大川周一校長は「どんな苦難にも諦めずに挑戦する勇気、失敗を恐れることなく決断する勇気、この二つの勇気を本校でさらに磨いてほしい」と式辞。新入生を代表し、吉田咲菜さんが「第45回生としての誇りと自覚を持ち、生徒としての本分を尽くすことを誓う」と宣誓した。
 本年度は同校を含む県立高5校で、文系と理系の枠を超えた探究型学習に取り組む「文理探究科」が新設された。このうち同校では2クラス80人が1期生。入学式前に開科式があり、県教委の中﨑謙司教育長は「知識と探究力を武器に、将来ふるさと長崎や世界の未来を開くリーダーに育ってほしい」と同科への思いを述べた。

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