“世界屈指の美貌”とうたわれた米女優モデル 産後うつで命を絶つこと考えた過去を明かす

かつて“世界屈指の美貌”とうたわれた米国の女優でモデルのブルック・シールズ(57)が、重度の産後うつ病に罹患した後、車で壁に激突して自殺するのではないかと恐れていた過去を明かした。

ブルックは現在ではテレビ作家クリス・ヘンチー(59)との間に2人の娘、ローワン(19)とグリエ(16)をもうけ、幸せに暮らしているものの、出産直後は長女がまるで「他人」のように感じられて、とても取り乱し落ち込んでいたという。

マーク・マロンのポッドキャスト番組「WTF」に出演したブルックは「私は疲れ切っていた。体外受精を7回繰り返した。出産時に大量に出血し、子宮ヘルニアになったの。まさに、うまくいかないことばかりだった。死ぬかもと思った。そして子宮摘出手術を受けることになったの。トラウマを抱え、家に帰ると、赤ちゃんをどうすればいいのかわからなかった。私は消耗し、完全に生化学的なバランスを崩していた」と語った。

さらに「そして誰もそれを知らずに『授乳を止めろ』とか『これをやめろ』と言うだけだった。自分の心がわからなくなった。最悪だったわ。築き上げてきたもの全てを奪い、足元から引きちぎられたようなものよ」「そしてただただ無力感と恐怖を感じるだけだった。医者に電話したら、それは『ああ、ベビーブルーね』って言われたわ」と続けた。

その後、主治医から驚くべきフォローアップの電話があり「患者と医師間の守秘義務を破ってしまった事をお詫びします。ドゥーラ(妊娠中から出産後まで精神的なサポートを行う職業)をしている妻に相談したところ、あなたは産後うつ病になっていると思われるので、薬を飲みますか?」と医師から言われた。

ブルックは一度はその申し出を「もちろん」断ったものの、周囲からの強い要望でピルを服用、一時は「気分が良くなって、娘のそばにいたいと思うようになった」という。しかしその後、薬をやめたとたんに自殺願望が芽生え、カリフォルニアのフリーウェイ405号線で車を壁にぶつるかと思った」と回想し、恐怖を感じたと明かした。

そのような考えを持ち始めた時、主治医に電話をすると、ブルックが家に着くまでずっと話し続けてくれ「すぐに薬を飲み直しなさい」と言われたとブルックは加えて語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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