岡山市の新市議46人に当選証書 市政運営の一翼担う決意新た

当選証書を受け取る新市議(手前左)

 9日に投開票された岡山市議選の当選証書付与式が11日、市役所であり、区ごとの4選挙区で激戦を勝ち抜いた46人が市政運営の一翼を担う決意を新たにした。4年間の任期は5月1日にスタートする。

 式では、市選管の火矢悦治委員長が一人一人に当選証書を手渡し「地方活性化や感染症対策など喫緊に対処すべき多くの課題に直面しており、政治の果たすべき役割は極めて重要。市民の信頼に応え、政令指定都市岡山の発展のために一層活躍してほしい」と激励した。

 新市議たちは互いの健闘をたたえたり、握手をしたりして喜びを分かち合っていた。

 新市議の党派は自民17、立憲民主3、日本維新の会1、公明8、共産4、無所属13。女性は改選前より1人増の7人で、川上智美氏は南区初の女性市議。前島慶太氏(北区)は戦後最年少で議席を得た。宮武博氏(南区)は今期で引退する楠木忠司氏(北区)と並ぶ戦後最多の10選を果たした。

 市議選は北(定数20)、中(同9)、東(同6)、南(同11)の各選挙区に計57人が立候補。物価高騰対策や子育て施策などを巡って舌戦を繰り広げた。投票率は37.29%と前回2019年を2.16ポイント下回り、過去最低を更新した。

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