鳥インフルエンザ「移動制限」解除で今季の対策 終了 計168万羽 殺処分 広島

2023年1月に三次市で発生した鳥インフルエンザについて、広島県は新たな発生がなくなったとして、卵やニワトリの持ち出しを禁止する「移動制限」を解除しました。

広島県内では、これで鳥インフルエンザに関する全ての制限がなくなりました。

三次市では1月、採卵用のニワトリを飼う農場で鳥インフルエンザが発生し、83万羽余りを殺処分して、3月、消毒などの措置を終えていました。

その後、周辺の農場でも新たな発生がないことから、県は発生元から半径3キロ以内にある農場の卵などを別の地域に持ち出すことを禁止した「移動制限」を解除しました。

また、県内にあった車両を消毒するための「消毒ポイント」も全て閉じました。

広島県内では2022年12月以降、世羅町と三次市で全部で6例の鳥インフルエンザが発生し、県内で飼育されているニワトリの17%にあたる約168万羽が殺処分されました。

広島県は、「発生した農場が早く卵を出荷できるように検査などの支援を続ける」としています。

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