ピンチだった貯水量 回復 芦田川水系ダム(広島 東部)取水制限を解除

広島県東部を流れる芦田川水系の2つのダムで実施していた取水制限が、解除されました。

福山河川国道事務所によりますと、芦田川水系の「八田原ダム」と「三川ダム」の貯水量は、3月12日に取水制限の目安となる1500万トンを下回り、3月13日からおよそ10年ぶりに農業用水と工業用水それぞれ20%の取水制限を実施していました。

4月9日、貯水量が解除の目安だった2000万トンまで回復したため、10日午後5時に取水制限を解除したということです。

取水制限を実施して以降、流域に降った総雨量は、平年のおよそ70%で、11日午前9時時点での貯水量はおよそ2112万トン、貯水率は60%余りとなっています。

福山河川国道事務所は、「まだ安心できる状況ではなく、引き続き節水に協力してほしい」と呼びかけています。

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