イモラ・サーキットの改良工事に遅れ。ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第2戦は延期が決定

 イタリアのイモラ(アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ)で予定されていたヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第2戦は、サーキットの改良工事に遅れが生じているため、開催が延期されることになった。

 シリーズは4月11日、イモラでの4時間レースの開催が当初予定の5月7日には行われないことを認め、代替日程はまだ確定していないことを明らかにした。

 ELMSの2023年シーズンは、4月23日にバルセロナのカタルーニャ・サーキットで開幕する予定。すでに、日本人ふたりを含む42台からなるシーズンエントリーリストが発表されている。

 この開幕戦に続いて行われる予定だったのが、第2戦イモラ4時間レースだ。イモラではパドックとガレージの改良工事が冬に始まり、当初は4月中旬までに完了する予定だったが、遅れが生じたために工期が延長された。

 ELMSのオーガナイザーであるであるル・マン・エンデュランス・マネジメント(LMEM)は、以下のような声明を発表している。

「冬の間に、アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリには、一連の改良が計画されていた」

「しかし、サーキットで予定されていたこれらの作業の完了が遅れたため、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズとミシュラン・ル・マン・カップの主催者であるLMEMは、5月7日に開催予定だった2023年シーズンの第2戦イモラ4時間レースを延期せざるを得なかった」

 声明はさらに、「LMEMは、サーキットの管理者や競技者とともに代替策を見つけるために早急に取り組んでいる。さらなる情報が入り次第、パートナー、ステークホルダー、そしてファンの皆様に最新情報をお届けする」としている。

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